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■ようこそ、千島笹工芸の世界へ―。全国初の「千島笹工芸館」比布町にオープン
6月3日、チシマザサ(根曲がり竹)を使った工芸品を専門とする「千島笹工芸館」がオープンしました。
工芸館は、JR比布駅の隣、今年3月に閉館した「地域ふれあい館(ブンブンハウス)」を改装し誕生。かつてライダーたちが体を休めた畳の寝室は、清潔感のある白い壁と木目の床で、温もりのある展示室に生まれ変わりました。
館内には、町内で「北の竹工房」を営む近藤幸男さんの作品がズラリ。竹籠やお盆などの日用品から、花籠などのインテリア用品も多数そろえ、落ち着いた雰囲気の中で、一つひとつ手に取って鑑賞し、購入することができます。
近藤さんの作品は、チシマザサの特徴である丈夫さに加え、曲線の美しさも兼ね備えています。そんな作品に魅せられ、今年4月から町地域おこし協力隊として技法を学ぶ野村俊也さんと奈緒美さん夫妻も、笑顔で来館者を迎えます。俊也さんは「竹工芸に関する書籍を集めた資料室もあるので、詳しく知ることができます」と、充実した館内について教えてくれました。
工芸館では、北の竹工房が不定期にワークショップを開催(詳細は北の竹工房ホームページ)。近藤さんは、「楽しんでもらうために工夫を凝らしています。ぜひ一度来館ください」と呼びかけています。

●千島笹工芸館
開館日：土・日・月曜日
4月から11月頃まで(冬季休館)
開館時間：午後1時から5時まで
住所：西町3丁目7-1
ホームページ：【HP】https://kitanotakekobo.com