第4回町議会定例会が令和5年12月13日に招集され、町長及び教育長から行政一般報告がされました。
概要をお知らせします。
■町長行政一般報告
▽諸工事の発注及び進捗状況諸工事の発注状況(令和5年8月24日から11月30日まで)[単位:円]
▽観光施設の利用状況
グリーンパークぴっぷは、10月31日で今季の営業を終了しました。今季は4月25日にオープンし、6月中旬から下旬にかけて、熊の出没に伴う15日間の臨時休業を除き、175日間の営業日数となりました。
パークゴルフ場の収入は256万50円で、前年比75・8%と、最盛期に臨時休業があったとはいえ厳しい結果と受け止めます。
一方、キャンプ場はキャンプ需要が継続しており、収入は135万900円で、前年比103・5%でした。グリーンパークぴっぷの総収入は、前年よりも78万7、390円少ない401万6、250円で83・6%でした。
本年は、熊が出没したことや、猛暑日が続いたことにより、メインとなるパークゴルフ場は来場が少なくなったと考えます。
来シーズンも、施設管理の徹底を図り、親切・丁寧な接客対応を心がけ、更なる営業活動に努めます。
ぴっぷスキー場は、12月中旬のオープンを目指していますが、雪不足のため営業できる目途が立っていない状況です。十分な積雪になり次第いつでもオープンできるよう準備を進めています。
11月30日現在のリフト収入は、919万8、159円で、全てシーズン券の早割販売分ですが、前年比111・4%です。入金日の関係上、収入が増加していますが、発券枚数は前年を下回っています。
今シーズンから安全を最優先し、老朽化した第3リフトを廃止しますが、ゲレンデ状況やイベント情報などを随時発信し、利用者のニーズを把握しながら、親切・丁寧な接客を心がけ、皆様から親しまれるスキー場を目指し、スタッフ一同努力します。
交流促進施設「良佳プラザ・遊湯ぴっぷ」の利用状況は、11月末までの入館者数は68、626人で、対前年比105・8%です。そのうち宿泊者数は、5、851人で前年比105・5%です。
5月にコロナによる行動制限が解除されて以降、観光需要が回復傾向にあることや8月の北海道インターハイ関係者の利用が多かったことなど、昨年度を上回る実績で推移しており、今後は、スキー客や年末年始の需要に期待します。
現在、開業25周年記念の町民限定プランを展開していますので、ぜひこの機会に地元の温浴施設を満喫いただきたいです。
入浴者数は62、775人で前年比105・8%と昨年度を上回っています。近年、近隣市町の同類施設の廃業や、入浴料の値上げなどがあり、新たな利用者の増加につながっていると推測します。コロナ禍では需要がほとんどなかった日帰り宴会も徐々に回復傾向となり、今後に期待します。
▽比布町生活応援商品券事業
物価高騰対策として、7月に町民の皆様にお届けした「2023比布町生活応援商品券」は11月30日で利用期限を迎えました。
現在、最終の実績を集計中ですが、利用率は98%以上になる見込みです。依然として、物価高騰が続き、多くの町民の皆様に商品券を利用いただけたことは、各ご家庭への影響を少しでも抑えることができたと考えています。
▽農作物の状況
基幹作物の水稲は、気温が高く、日照時間にも恵まれたことにより、平年より早く順調に生育し、北海道農政事務所が公表した作物統計調査では、上川地方の作況指数は105の「良」となりました。
しかし、猛暑の影響により透明感がなく、白く濁ったような白はくだく濁という状態が散見され、昨年より、品質は低下している状況です。
畑作物は、小麦は、昨年よりも収量が多く、2等以上の等級品を確保できましたが、大豆やそばは、高温や収穫前の不安定な天候により、収穫量、品質ともに低下し生育への影響が表れたものと思われます。
青果物も、ホウレンソウがしおれるなど、猛暑の影響を受けた品目が多く、昨年と比べ出荷量や販売金額の減少が懸念されます。加えて、生産費の高騰もあり、価格については若干の回復が見込まれているそうですが、大変厳しい状況だと感じています。
生産者の皆様には、前向きに営農に励んでいただけるよう、一体となって農業の振興に努めます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>