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〔特集〕地域おこし協力隊活躍中! 地域のために、誰かのために。(3)

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北海道比布町

■これからよろしくお願いします
4月1日、新たな地域おこし協力隊員として3人が着任しました。3人は同日行われた任命式に臨み、辞令書を手に目標を語りました。

▽いい人見つけた PIPPULOVERS 比布町地域おこし協力隊
vol.19 荒尾怜音さん
vol.20 シンタ・ヌルディアナさん
vol.21 稲原周作さん

◆総務企画課所管
▽荒尾怜音(あらお れおん)隊員 令和6年4月着任
プロバレーボールチーム「ヴォレアス北海道」に所属する荒尾怜音さんは、バレーボールを通じて町を活性化する取り組みに携わります。
熊本県菊池市出身の23歳。バレーボール一家に生まれ、3歳にはバレーボールを始めたため、23歳にして競技歴は20年以上になります。
熊本鎮西高校では、1年生からレギュラーリベロとして活躍。「高校ナンバーワンリベロ」と称されるほどの実力で、春高制覇や数々の全国大会に出場し、注目を集めてきました。
早稲田大学に進学すると令和2年、3年の全日本大学選手権(インカレ)で連覇に貢献し、自身もリベロ賞を獲得。輝かしい成績を残した荒尾さんの進路を心待ちにしていたバレーボールファンも多い中、今年2月、ヴォレアス北海道への入団が発表されました。
荒尾さんにとって、北海道での生活は初めて。任命式では「比布町にも少しずつ慣れながら頑張っていきたい」と話されました。
インスタグラムのフォロワー数が5万人という発信力の持ち主でもあり、「大好きなバレーボールを中心に、SNSなど流行をうまく活用しながら比布町を盛り上げたい」と意気込みます。

◆保健福祉課所管
▽シンタ・ヌルディアナ隊員 令和6年4月着任
シンタ・ヌルディアナさんは、特別養護老人ホーム「あそか苑」(社会福祉法人大悲会運営)で介護職員として働きます。
インドネシア出身の46歳で、やわからい笑顔が印象的。日本語は母国で独学で学び、東京都にある日本語学校に2年間通っていたため、会話や読み書きがとても上手です。
人と関わることが好きで、介護の仕事に就きたいと、今年3月までの2年間、東川町にある旭川福祉専門学校で介護福祉を学びました。
シンタさんはあそか苑の職員として、入所者の食事や入浴といった日常生活の援助の仕事に関わり、季節ごとの行事・レクリエーションにも参加します。
また、介護福祉士などの資格取得も目指しています。
あそか苑に外国人職員が着任するのは初めて。協力隊任命式に出席した大悲会中野芳宣理事長は「第2、第3のシンタさんが生まれるように、シンタさんをサポートしていきたい」と話しました。
母国から遠く離れた比布町での新生活に「まだまだ分からないことも多いが、たくさん勉強して仕事をしたい」と抱負を語ります。

◆商工観光課所属
▽原周作(いなはら しゅうさく)隊員 令和6年4月着任
稲原周作さんは、旧蘭留小学校舎を活用し、木製バット工房の開業に向けて取り組みます。
帯広市生まれの24歳。父が転勤族で、高校卒業までを道内各地で過ごしました。
小学2年生で野球を始め、ポジションはピッチャー。旭川実業高校野球部では主将としてチームを牽引しました。
大学卒業後は北海道を離れ、木製バットの主産地・富山県南砺市にあるバット工場に勤務。独立を考えていた頃に協力隊募集を知り、応募に至りました。
旭川市で過ごした期間が一番長いという稲原さん。比布町には野球少年団の試合や学校のスキー授業などで訪れたことがあります。
移住して1か月が経ち「比布町はのんびりとした空気が流れ、田舎に住み慣れている私にはとても落ち着く街並み。気になるお店も色々あるので、これから足を運んでみたい」とほほ笑みながら話します。
今後は木製バット作りの環境を整え、技術の向上、SNSなどを活用した販路拡大に向けて取り組みます。「高校野球などで木製バットの需要が増えていることも追い風。バットの直売も考えているので、来町するきっかけになればうれしい」と将来像を描きます。

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