謹賀新年

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■新年を迎えて
比布町長　村中　一徳
町民の皆様、明けましておめでとうございます。令和7年の新年を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
皆様には、日ごろより町政に対し特段のご理解とご協力を賜っておりますとともに、ご提言やご意見をいただき、深く感謝とお礼を申し上げます。
昨年の水稲は、生産者並びに関係者の皆様のご努力により質、量ともに素晴らしい出来秋を迎えることができ、農業を基幹産業とする町として、とても喜ばしい年でありました。
また、昨年はピップ原野に開拓の鍬が下ろされてから130年の節目を迎え、水森かおりさんのミニコンサートや卵かけご飯を使ったギネスの挑戦、NHKラジオ番組の公開収録などの記念事業に、多くの皆様にご来場いただき誠にありがとうございました。
今後は、先人の方々のご労苦とご功績に感謝するとともに、本町の歴史を後世に引き継ぐため、比布町史第4巻を発行しますので、ご家庭の書棚に備えていただければありがたく思います。
昨年11月には、くるみ保育園の新園舎が落成し、園児たちは新しい環境での生活が始まっており、4月からは幼稚園の機能も持たせた認定こども園として新たなスタートを迎えます。
本年7月に中央ふれあい広場が全面リニューアルされますと、この地域が本町における子育ての中心的な位置付けとなり、子育て世代の移住・定住にもつなげてまいりたいと思っております。
役場庁舎は建設から65年が経過し、耐震強度の不足やバリアフリー化も不十分な状況ですので、福祉会館などの機能も集約した複合庁舎の建設に向けて基本設計の策定を進めております。
昨年から町民検討委員会を設置し協議を進めておりますが、様々なご意見をお伺いしながら防災拠点としての機能を充実させ、環境にも配慮し、多くの世代の皆様が気軽に立ち寄ることができる複合庁舎の建設をめざしてまいります。
本年も第13次まちづくり計画に基づき、まちづくり懇談会などで寄せられましたご意見を大切に、住んで良かったと思えるまちをめざして、全力を尽くしてまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
昨年は元日に能登半島地震が発生し、災害の恐ろしさをあらためて痛感しました。本年も災害や事故がなく、実り多く、笑顔があふれる輝かしい一年となりますこと、そして、皆様のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

■新年のごあいさつ
比布町議会議長　佐藤　康則
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様には、令和7年の健やかなる新春をお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。
比布町議会を代表いたしまして一言新年のご挨拶を申し上げます。
平素は比布町議会に対しましてご理解、ご協力、ご助言を賜り衷心より感謝とお礼を申し上げます。
昨年は、明治28年を開墾の基軸とする比布町130年を町民皆様とともに祝い、記念する行事が多数開催される年となりました。
これまで町の発展のため、世代を超えご尽力頂きました先人の方々の情熱に敬意を表し、改めて感謝とお礼を申し上げます。
昨年の、我が町の基幹産業である農業につきましては長期猛暑や降雨にも見舞われ作柄が懸念されておりましたが、特に水稲や蔬菜につきましては異常気象に翻弄されながらも経営陣の経験と卓越した栽培技術により、上々な出来秋を迎える年となりました。
商工業については特に国際政治不安の影響で燃料や物資の高騰、人手不足や人件費の高騰など町内産業全般に大変厳しい現状として推移しております。
昨年11月、議長会全国大会に参加後、石川県能登町議長のご配慮により上川中央部議長会で震災のお見舞いと、その被害・復興状況を研修視察させて頂きました。
ご対応に深く感謝申し上げ、災害はその地域のみならず国全体の有事と捉え、着実な計画に基づく早期の復興と防災や減災に対する取り組みの重要性を改めて痛感いたしました。現在、地方議会が直面している最大の課題は議員のなり手不足問題で、なり手不足は一部地域の問題だけではなく地方自治の弱体化を招き、都道府県や国の危機にも繋がる重要な課題でもあります。比布町議会としましても、議会運営や機能強化を図り、議員自らの責任を再認識し多様な人材の議会参画を促す機会を含め更なる改革へと志向を重ねてまいります。
我が町は昨年より先の5年間を見据え『第13次まちづくり計画』が策定実施されております。
老朽化が進行した役場庁舎の総合改築計画や公共交通手段のあり方など、さまざまな諸課題を解決すべく、町民皆様と適宜協議を重ねてまいります。
今年も行政・議会ともに協力し、町民皆様が安心して仕事に従事し、次世代を担う子供達が着実に成長を遂げ、持続可能なまちづくりを見据え鋭意努力してまいります。
この町の歴史を尊び、新たな年が未来をはぐくむ一年であり、町内産業の更なる発展と町民皆様がご健勝でご活躍されますことを祈念し、新年のごあいさつといたします。

■比布町民憲章わたくしたちは、比布町の町民であることに誇りと責任を感じ、この憲章を掲げて平和で住みよい比布をつくることに努めましょう。
一、元気で働き、楽しい家庭をつくりましょう。
一、親切をつくし、あたたかい社会をつくりましょう。
一、きまりを守り、明るい町をつくりましょう。
一、自然を尊び、きれいな環境をつくりましょう。
一、文化を育て、豊かな郷土をつくりましょう。