■野菜を食べて健康な体づくりのはなし
▽冬も野菜はしっかり食べましょう
野菜は体の調子を整えるビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。およそ90%は水分ですが、厚生労働省によると1日350g以上食べることができれば、体に必要なビタミンやミネラルの大部分をとることができます。
ビタミンやミネラルをとることは、一緒に食べたご飯やパンをすばやくエネルギーに変えて体を動かし、肉や魚のたんぱく質を体のさまざまな器官の材料に使うなど、体の健康を維持するためには欠かせません。
また、食物繊維も豊富に含んでおり、糖や油をゆっくり吸収させてくれるので、肥満の予防や解消にも大活躍します。
▽短鎖(たんさ)脂肪酸を知っていますか?
テレビなどで最近よく聞く「短鎖脂肪酸」。これは大腸で作られる脂肪酸のことで、食品には含まれていません。
短鎖脂肪酸は、
(1)血糖値のコントロール
(2)体脂肪の蓄積を防いで太りにくい体質にする肥満予防
(3)腸粘膜を丈夫にして、口から入った病原菌やウイルス、毒素から体を守る働きをしています。
この短鎖脂肪酸を大腸で増やすのに必要なのが食物繊維で、野菜を350g食べると1日に必要な食物繊維の約60%をとることができます。残りはキノコ類や海藻、豆類や芋を食べてとりましょう。
▽比布町の皆さんはどれくらい野菜を食べているでしょうか
女性は全国平均を超えています!男性は…
今年度の総合健診後のアンケート結果では、左図のグラフのように目標摂取量350gには届いておらず、町全体で見ると全国と比べて低い状況でした。
あと100g増やすためには、にんじんなら1/2本、カット野菜一袋分(100~130g)を毎日少し意識して増やせるといいですね。
体調を整えて、健康な体を維持するために野菜を食べましょう。
問い合わせ先:保健センター
【電話】85-2555
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