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自治体の皆さまへ

〔特集〕暮らしの中に、図書館を(1)

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北海道江別市

あなたにとって、図書館は身近な場所でしょうか。
子どもの頃に本を借りたことがあっても、大人になると利用する機会が少なくなるかもしれません。
図書館は「本を借りるだけの場所」だと思われることが多いですが、実は、さまざまな世界に通じる「扉」を皆さんに用意している場所です。
その扉を開くと、これまで知らなかった知識や情報、物語など、まだ見ぬ世界を覗いてみることができます。
そして、あなたの暮らしを豊かにしてくれるはずです。
今月の特集では、図書館に行く機会が少なくなった方にこそ知ってほしい、情報図書館の魅力を紹介します。

初めに、情報図書館はどんな場所で、どんなことができるのか、司書の鈴木さんに伺いました。

◆豊富な情報が集まる場所
情報図書館には、約45万冊の本の他に、雑誌、新聞、CD、DVDなどがあります。
図書館にある「本」というと小説などを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、小説などの文学作品だけでなく料理や園芸、芸術書、パソコンなどさまざまなジャンルの本がそろっています。また、ビジネスパーソン向けには、自己啓発や業務改善などに役立つ実用書や新書、子育て世代には絵本や児童書、紙芝居など、数え上げれば切りがないほどの幅広いジャンルの情報を取りそろえています。
市民はもちろん、市内に通勤・通学している方も本を借りることができるので、何かの用事のついでに気軽にふらっと立ち寄ってほしいです。
ジャンルごとに本が並んでいる棚を見て回るだけでも、皆さんの興味を引く本がきっと見つかるはずです。

◆多様な切り口で本の魅力を発信中
2階のデモ展示室では、年に4回、企画展を開催しています。毎回テーマに沿った本や資料を展示しています。また、展示室の装飾を施し、テーマに沿った世界観を演出しています。
正面玄関エントランスホールでは、2か月ごとにテーマを変えて展示を行っています。普段は書庫に保管され、見ることができない希少な資料も展示しています。
常設の特集コーナーには、定期的にテーマを変えて、おすすめの本をそろえています。
ほかにも、10代に読んで欲しい本を集めたYA⦅ヤングアダルト⦆コーナーや新着本コーナーなどもあります。
情報図書館では、1年を通してさまざまなテーマで展示やコーナーを展開していますので、情報図書館に来るだけで新たな世界を知ることができるかもしれません。

◆皆さんが必要としているものを
情報図書館にある本は、職員が利用者のニーズや利用傾向などを踏まえ、皆さんの知的欲求を満たせるよう、日々頭を悩ませながら選んでいます。
また、江別ゆかりの作家が執筆した本や北海道に関連する郷土資料などは積極的に取り入れており、常設のコーナーもあります。
情報図書館に置いていない本は、「リクエスト」を受け付けています。お探しの本があれば、お気軽にご相談ください。

◆郷土資料を集めています
地域に根差した図書館として、郷土資料の収集にも力を入れています。
昭和以前の江別に関する資料がご自宅にあれば、ぜひご寄贈をお待ちしています。
例えば、明治から昭和40年以前の江別に関する地図や、『江別っ子』第1集から第7集までを探しています。

◆今年度実施したテーマの一部を紹介
◇デモ展示室
・こわい本展覧会
・かがくのせかい展

◇エントランスホール
・レコード芸術70年のあゆみ
・異界を覗く
・森とともに…江別

◇特集コーナー
・生誕100周年 司馬遼太郎
・世界アルツハイマー月間
・災害に備える

詳細:情報図書館
【電話】384-0202

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