検討を進めています 千歳川などの特定都市河川指定

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千歳川流域は広大な低平地が広がっているため、洪水時に石狩川の高い水位の影響を長時間受けるという他の地域にはない課題があります。
また、今後の気候変動の影響を考えると、水害の更なる頻発化・激甚化も懸念されています。
このため、水害に強い地域づくりに向け、流域治水を本格的に実践するための法的枠組みである特定都市河川の指定について、千歳川流域4市2町・北海道・国が連携し、今年8月頃を目標に検討を進めています。
特定都市河川の指定により、河川整備が加速するほか、流域における雨水流出抑制対策などを推進し、早期に千歳川流域における水害への安全性向上を図ることが可能となります。
詳細は、本紙掲載のQRコードから。

◆特定都市河川に指定されることで水害に対する安全性が向上します
◇河川整備の加速化(実施を想定している主な施策)
《堤防整備・河道堀削などの加速化》
・千歳川本支川の堤防整備などを加速化することで、決壊などによる被害リスクの軽減を図ります。
・流域の各地で頻発する内水氾濫に対して、機動性のある排水ポンプ車などにより、円滑かつ迅速に内水排除を行うため、必要な進入路、作業ヤードを確保するとともに釜場(水を集めるためのくぼみ)を整備します。
また、堤防整備の完成に合わせ排水機場の排水規制の緩和などにより内水被害の軽減を図ります。

◇流域における雨水流出抑制対策
《雨水浸透阻害行為の許可制度》
※開発などによる浸水リスクを増やさないために、対策を求める制度
・流域内で田畑や林地などを宅地にするなど、土地を締め固める行為および新たに舗装する行為などを1,000平方メートル以上の土地で行う場合は、北海道知事の許可が必要となります。(既に宅地の場合など、対象とならない場合もあります。)
・上記の行為を行う場合、雨水貯留浸透施設の設置が必要となります。

詳細：
治水課【電話】383-5900
江別河川事務所　千歳川流域治水相談窓口【電話】382-2358