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TOP対談 第8回

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北海道江別市

■札幌機工整備株式会社
ロータリ除雪車をはじめとする道路維持車両は、私たちが安全に冬道を通行するために欠かせません。今回は、工栄町に本社と工場があり、道路維持車両の販売・整備を行う札幌機工整備株式会社の堀田社長にお話を伺いました。

江別市 後藤好人市長×札幌機工整備株式会社 堀田一雄社長

■時代の変化にあわせた事業
堀田:創業当時の昭和40年は札幌市北区に工場があり、夏季に使用する道路維持車両の整備が始まりでした。その後、昭和48年に江別市に工場の一部を移転。現在は本社も江別に移転しました。整備対象は、除雪車両がメインです。

後藤:会社が大きくなった時期は、ちょうど社会インフラの整備が進んだ時期ですね。道路などの整備に使う車両が増え、その車両の整備が必要になり、事業が拡大していったのですね。

■技術の導入と継承
後藤:先ほど見せていただいたロータリ除雪車の整備も最後は人の手が必要というお話でした。

堀田:当社の機械整備は自動化することが難しく、人の手作業がほとんどです。ロータリ除雪車もパソコンを使って整備をしますが、雪を削り取る回転装置の羽根の調整は、人の手で確認します。このバランスが取れていないと、精度の高い除排雪ができないので、熟練の技術が要求されます。

後藤:最後の最後に人の手作業で行っているところが、安全で安心の品質につながっているのですね。先ほど運転席にも座らせていただきましたが、運転席から死角になる部分がありました。

堀田:運転席から見えない所があると、巻き込み事故の危険がありますので、AIカメラを搭載し、人が近づくとアラートが出る装置を取り付けました。AIなどの新しい技術を取り入れながら、ベテランの技術の継承も行っています。

■市民の生活を守る
後藤:多くの方に江別に住んでもらうためには、「安全で安心な暮らしがある」というのが基本になります。どれだけ便利なところでも、毎年雪で閉ざされて、生活ができなくなるようでは選んでもらえません。

堀田:冬の地域の困り事を少しでも解決できればと思い、現在は、雪害支援車両の開発を進めたり、AI技術を活用した安全装置の開発などを手掛けたりしています。これらをカタチにしていくことで、地元企業の発展と人材確保、市の発展につながれば良いと考えています。

後藤:ありがとうございます。我々も皆さんと一緒に頑張っていきたいと思っています。

■企業情報
札幌機工整備株式会社
所在地:工栄町26-8
従業員数:9名(R6.7現在)
主な事業:道路維持車両の販売、整備修理、および部品販売(ショベルローダー、ロータリ除雪車など)

詳細:企業立地課
【電話】381-1087
※TOP対談の詳細は市HPで公開中です

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