【企業会計】
◆市立病院
令和5年度は収支均衡に向け策定した「江別市立病院経営再建計画」の最終年度であることから、5類に移行した新型コロナウイルス感染症への対策を継続しながら、内科系二次救急輪番制への参画など、さまざまな取り組みを進めました。
また、「高度先進地域医療」(病院事業管理者が提唱する「患者様に寄り添う原点回帰の医療とデジタル技術を駆使した高度な先進的医療の融合」という考え方)の実現に向け、医育大学との共同研究を本格始動しました。
令和6年度は新たに策定した「江別市立病院経営強化プラン」の初年度となります。計画に掲げる「地域の医療をつなぎ、地域に密着した医療を提供し、地域の発展に貢献する病院」を実現するため、職員一丸となって医療の質と経営の質の両立を目指して、以下の事項に取り組みます。
予算と前年度(決算見込)の比較増減
◇主な取り組み事項
▽救急応需の継続や急性期医療の充実による収益最大化
・紹介患者受入れ促進や救急患者の受入れ継続、診療報酬制度に即した病床利用の最適化
・リハビリテーション部門の体制強化による入院患者などへの早期リハビリ介入などの取り組み
・「口から食べる」摂食嚥下(えんげ)ケアの推進を図る摂食嚥下(えんげ)チームの立ち上げ
▽外来機能の高度化と専門化、予防医療の充実
・「紹介受診重点医療機関」の指定を念頭においた紹介患者の受入れおよび逆紹介の推進
・健診スペースの環境改善と健診内容の充実、利用者拡大
▽「働き方改革」と「医療安全」の推進
・電子カルテおよび周辺システム活用による業務効率の改善、医療DXの推進
・部門横断的な業務整理や改善、タスクシェアなどによる「働き方改革」の推進
・チーム活動や研修の充実などを通じた安全管理体制の強化
▽広報活動の充実
・市立病院の医療機能や魅力をアピールするためのホームページなどの充実
・訪問活動や医師会活動、各種協議会への参加などによる地域の医療関係機関との顔の見える関係づくり
▽元気が出る職場づくりと人材育成の重視
・「江別市立病院経営強化プラン」に基づく経営目標の共有と目標を達成するための体制構築および進捗管理
・コミュニケーションの活性化や心理的安全性を高めるための取り組み
▽防災・感染症対策
・新型コロナウイルス感染症対策を中心とした感染防止対策や、職員などへの教育・啓蒙活動の実施
▽高度先進地域医療の実現、医育大学との共同研究
・健診センターを拠点とした北海道大学呼吸器内科学教室および市内企業との共同研究への継続的参画
・江南・南空知地域の地域医療の充実・発展を目的とした札幌医科大学消化器内科学講座との共同研究への継続的参画
詳細:管理課財務係
【電話】382-5151
◆上下水道
令和6年度の上下水道事業は、上下水道ビジョンに基づき、老朽配水管の更新や耐震化、処理場・ポンプ場の設備更新などを行います。
◇水道事業会計
36億9,897万円(前年度比4億1,219万円減)
主な事業
・配水管整備事業 3億2,697万円
・配水施設整備事業 1億4,326万円
・浄水施設整備事業 1億4,245万円
◇下水道事業会計
54億8,082万円(前年度比1億2,383万円減)
主な事業
・管路整備事業 1億1,034万円
・管路施設改築更新事業 3億1,322万円
・処理場・ポンプ場施設改築更新事業 7億7,267万円
詳細:水道部総務課財務係
【電話】385-1214
詳細:財政課
【電話】381-1010
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