地球温暖化の影響は、猛暑や豪雨被害などの頻発化や激甚化を引き起こし、一人ひとりの暮らしや命に関わる身近な問題となっています。
地球温暖化を防ぐためには、町民、事業者、行政が一体となって対策に取り組むことが必要です。
町では、地球温暖化対策を強化するため、令和5年3月に「江差町地域再エネ導入マスタープラン」を策定し、本町の地域脱炭素実現への指針を定め、6月1日に2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「江差町ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
脱炭素社会を目指す動きは全国の自治体にも広がっており、北海道内では、令和5年2月14日時点で、85市町村がゼロカーボンシティ宣言をしています。
◆ゼロカーボンシティとは
地球温暖化対策の推進に関する法律では、「地方公共団体は、その区域の自然的社会的条件に応じた温室効果ガス排出量削減などのための施策を推進するものとする」とされています。
こうした法律の趣旨も踏まえ、脱炭素社会に向けて、2050年二酸化炭素実質排出量ゼロに取り組むことを表明した自治体を「ゼロカーボンシティ」としています。
◆地球温暖化対策に取り組む必要性
大気中には、CO2(二酸化炭素)など温室効果ガスと呼ばれる気体が存在しており、地球の周りを取り囲んでいます。
大気中の温室効果ガスの濃度が高まると、赤外線を取り込む働きが強まり、地球の表面温度が過度に上昇してしまいます。
これが地球温暖化を加速させ、異常気象や海面上昇などにつながります。
◆ゼロカーボンシティを目指して
「脱炭素」と「私たちの暮らし」は関係ないと思っている人もいるかもしれません。
地球温暖化の原因となるCO2をはじめとする温室効果ガスの排出は、一人ひとりの「ライフスタイル」に起因しています。
私たちの生活に不可欠な電気などをつくるには化石燃料(石油・石炭)が使われており、CO2を大量に排出します。また、CO2はごみなどを燃やす際にも発生するほか、自動車のガスにも多く含まれています。
私たちの普段の生活の中で、ちょっとした工夫をしながら無駄を省くことで、CO2削減に大きく貢献することができます。
皆さんも、できることから地球温暖化対策として、ゼロカーボンに向けたライフスタイルに取り組んで行きましょう。
《私たちができるゼロカーボンに向けた取り組みの一例》
○ごみを分別・リサイクル
「もの」には役割を終え、使えなくなる時がきます。正しく分別することで大切な資源に生まれ変わります。
○公共交通・自転車で通勤
CO2の排出量を減らして、地球温暖化防止に貢献。
公共交通機関や自転車の移動で健康づくりにも効果的です。
○エコバックで買い物
プラスチックごみの削減になります。袋代も節約でき、一石二鳥です。
※詳しくは本紙をご覧ください。
お問い合わせ先:総務課防災生活係
【電話】52-6711
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