~つくり・育てる漁業を核とした地域経済の好循環の実現を目指して~
■トラウトサーモン(ニジマス)養殖2年目始まる
「SCBふるさと応援団※1」寄附金を活用した、江差産トラウトサーモン海面養殖事業の2年目が、江差港南埠頭物揚げ場で開始されました。
※1 信金中央金庫が、創立70周年記念事業として、地方創生応援制度(企業版ふるさと納税)の仕組みなどを活用した地方創生推進スキーム「SCBふるさと応援団」を創立
昨年度は、生残率97.4%と高い数字でしたが、種苗(幼魚)を岩手県から輸送したことによるコストや、出荷時の平均重量が2.2kg程度と3kgを超える個体が少なかったことが課題となりました。今年度は、八雲町熊石サーモン種苗生産施設から昨年よりも平均重量1.75倍大きい幼魚を4,000尾(昨年2,000尾)購入することで、輸送にかかるコストを削減するとともに、大型化を図りました。
12月5日・6日に、八雲町熊石サーモン種苗生産施設から輸送された幼魚を約2時間かけて真水から海水に馴らした後、江差港内の養殖施設に移す作業が行われました。
幼魚は、輸送による疲労があるため養殖施設内で数日休ませた後、重量3kg以上を目標に餌やりを開始しました。出荷は5月を予定しており、今後はモニタリング装置や水中カメラを活用し、作業労力や経費などの負担を軽減するとともに、データ収集なども行っていきます。
江差サーモン部会では、5月の出荷に向け、江差産トラウトサーモンのネーミングを募集しています。応募いただいた中から選定し、名称採用者には、出荷の際、3kg以上を1本プレゼントします。詳しくは今月の広報紙折り込みチラシをご覧ください。
お問い合わせ先:産業振興課水産係
【電話】52-6729
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