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令和5年度 健全化判断比率と資金不足比率~まちの財政状況について

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北海道江差町

■健全化判断比率
健全化判断⽐率は町の財政状況を客観的に表し、財政の早期健全化や再⽣の必要性を判断するための基準で、下の4つがあります。

◇実質赤字比率
・家計のやりくりで使っている財布の赤字の程度〔江差町なし〕
・税⾦を主な収⼊源とする財布の収⽀において、どの程度の⾚字があるか⽰す基準。
・15%以上でイエローカード、20%以上でレッドカード

◇連結実質赤字比率
・家族全員の財布の赤字の程度〔江差町なし〕
・町のすべての財布の収⽀を⾜し合わせて、どの程度の⾚字があるかを⽰す基準。
・20%以上でイエローカード、30%以上でレッドカード

◇実質公債費比率
・1年間で返済した借金の程度〔今年度12.3%(前年度13.0%)〕
・その年の家計の財布からの⽀払いの中で、借⾦返済に回している部分が標準財政規模※に対してどの程度かを⽰す基準。3か年の平均値で計算しています。
・25%以上でイエローカード、35%以上でレッドカード

◇将来負担比率
・将来返済予定の借金の程度〔今年度44.8%(前年度39.2%)〕
・家計の財布で将来返済する借⾦、その他実質的な負債の額が標準財政規模※に対してどの程度かを⽰す基準。
・350%以上でイエローカード(イエローカードのみ)
※標準財政規模とは…地方公共団体が毎年安定して得ることができる収入の規模。

Q.●●%以上でイエローカードとか書いてあるけど、もしイエローカードを出されたらどうなるの?
A.事業をするための借り入れが制限されてしまったり、レッドカードまで出されると財政運営に国の関与を受けることになるんだ。

右のページのとおり、いずれの比率もイエローカードの基準を下回っており、財政の健全性を保っています。
なお、公営企業の経営悪化の度合いを示す資金不足比率については、いずれの公営企業においても資金不足が発生していないことから、比率の算定はされていません。
また、実質公債費比率と将来負担比率の詳細については次の通りとなります。

◇実質公債費比率
前年度に比べて、0.7ポイント減少しています。主な原因は、保育所整備事業及び陣屋団地建設などに関する借金の支払い完了によるものです。
実質公債費比率(令和5年度の単年度比率)に占める事業区分ごとの割合については下の円グラフをご覧ください。

◇将来負担比率
前年度に比べて、5.6ポイント増加しています。増加要因は大型事業及び既存インフラ整備に関する借金の増加によるものです。

■これからの取り組み
町は、平成22年度決算において早期健全化団体から脱却し、平成24年度決算においては、実質公債費比率が起債許可団体の基準の18%を下回りました。
令和5年度については、実質公債費比率が減少していますが、今後、大型事業の借金の返済がスタートし、普通交付税などの一般財源が減少した場合、実質公債費比率が増加することも想定されます。引き続き行財政の効率化や歳入の確保などの取り組みを進め、再び実質公債費比率が18%以上となることのないよう、健全な財政運営に努めてまいります。

お問い合わせ先:財政課財政係
【電話】52-6715

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