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第60回『記念』江差追分全国大会~心沸き立つ、魂の唄。~

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北海道江差町

第26回江差追分熟年全国大会・第26回江差追分少年全国大会

■全国からのど自慢が集結 栄誉ある日本一決まる
9月20日(金)から3日間にわたり、今年で60回の節目となる江差追分全国大会及び第26回江差追分熟年・少年全国大会が、江差町文化会館において開催されました。
今年は60回記念事業として、観覧客が優勝者を予想し、見事当てた方の中から抽選で豪華景品をプレゼントする「優勝者当て投票」が行われたほか、アトラクションとして、最高齢優勝経験者や最年少出場者が江差追分を披露。また、江差町在住の子どもから大人まで総勢70人による江差町民江差追分大合唱が行われ、迫力満点の唄が会場内に響き渡りました。会場外にはキッチンカーも出店。多くの方が来場し、賑わいました。
今大会は国内外122支部から選抜された、一般の部157名、熟年の部139名、少年の部39名の計335名が出場し、憧れのひのき舞台でそれぞれ思い思いの江差追分を披露しました。
熱戦の結果、札幌市の内村義徳さんが優勝し、熟年大会は札幌市の佐藤美枝子さん、少年大会は千歳市の近藤佳星さんが見事栄冠を手にしました。

〔一般の部〕優勝者
内村(うちむら)義徳(よしのり)さん(函館声徳会支部・札幌市)
内村義徳さんは「絶対日本一になるという目標を立てて一年間頑張ってきた。もう『嬉しい』の一言です」とかみしめるように喜びを語りました。
どんな状況でもプラスのイメージを持つようにしていたという内村さん。決選会の出場順を決めるくじ引きで、誰もが嫌がる1番を引いてしまいましたが「49人を北前船に乗せて、自分が船頭になったつもりで『俺についてこい』という気持ちで本番に臨んだ」とのこと。
今後について「これからがスタート。気持ちが伝わる唄を唄えるよう精進し、江差追分を若い人に伝えていける立場になりたい」と新たな目標を話していました。

〔熟年の部〕優勝者
佐藤(さとう)美枝子(みえこ)さん(札幌喜華支部・札幌市)
「本当に優勝なんて考えてなかったので嬉しいです」と涙ぐみながら語った佐藤美枝子さん。
追分歴31年。一般の部で2回の入賞経験があるものの「熟年の部は諦めようと思っていた」と話す佐藤さん。しかし、会員から佐藤さんの江差追分が聞きたいと言われ、昨年から熟年の部にチャレンジ。見事2回目の出場で栄冠を手にされました。
今後について「江差追分を一人でも多くの方に唄ってもらえるよう、支部の活動に力を入れていきたい」と話していました。

〔少年の部〕優勝者
近藤(こんどう)佳星(かほ)さん(千歳支部・千歳市)
「ずっと夢見てたので、(優勝旗を)貰えて嬉しいです」と舞台上で喜びを伝えた近藤佳星さん。
現在、中学1年生。母の影響で2歳から民謡を始め、江差追分には5歳から挑戦。
「江差追分は海の唄なので、波がわーっと来るところを強調出来るよう意識して唄った」と話された近藤さんは、見事5回目の出場にして優勝に輝きました。
今後について「(一般の部決選会の)50番に残れないかもしれないけど、自分なりの唄を唄えるように頑張りたい」と力強く話していました。

※詳しくは本紙をご覧ください。

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