第一管区海上保安本部は、カーフェリーにおける大規模事故を想定した対応訓練を江差海上保安署、函館航空基地、檜山広域行政組合消防本部、江差消防署、北海道函館方面江差警察署、檜山振興局、江差町と共同で実施します。
本訓練では、関係機関のほか北海道江差高等学校、江差町立江差中学校、北海道立江差高等看護学院の学生総勢90名が乗客役となり想定事故に遭遇していく中、地方自治体、関係機関、フェリー会社が連携協力し事態に対応していく訓練となります。
日時:9月2日(月)午前10時から11時30分〔予備日・3日(火)〕
場所:江差港新北ふ頭
●訓練想定
江差港入港中のフェリーカランセ奥尻の車両甲板内において車両火災が発生、船長は乗客乗員の命を守るため迅速に船を岸壁に着岸。フェリー乗員は初動の対応を即座に執っていき、現場に臨場した関係機関などが協力連携し船体と人命を懸命に救う。
●訓練項目と概要 ※訓練時間は進行により変動することがあります
(1)火災現場警察臨場・警戒訓練
フェリー火災通報を受け、警察車両が現場に臨場し警戒を行います。
(2)火災消火・乗員救助訓練
フェリー乗員による初期消火活動、消防隊によるフェリー船内火災消火及び消防・海保合同チームによる行方不明者捜索救助を行います。
(3)火災船体冷却放水訓練
巡視船かむいによるフェリー船体冷却放水を行います。
(4)船内乗客避難誘導訓練
フェリー乗員による乗客への避難誘導訓練を行います。
(5)乗客バス収容・人定確認訓練
警察官により傷病者以外の乗客をバスに収容、人定確認を行います。
(6)船内乗客捜索救助訓練
消防・海保合同救助チームにより船内に取り残されている乗客の捜索救助を行います。
(7)傷病者救護・トリアージ訓練
船内から避難または救助した傷病者に対して、救護所においてトリアージ及び応急処置を行います。
(8)傷病者吊り上げ救助展示訓練
海上保安庁ヘリコプターと機動救難士による傷病者の吊り上げ救助訓練を行います。
※トリアージとは…多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めること。
※訓練当日、一般の方も訓練をご覧いただけますが、駐車場がありませんので江差地方合同庁舎、江差町役場、江差追分会館裏の駐車場をご利用ください(路上駐車は訓練の支障となりますのでご遠慮ください)
※詳しくは本紙をご覧ください。
お問い合わせ先:江差海上保安署
【電話】52-0118
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