●転倒予防編
年齢を重ねていくと身体が衰え、躓(つまづ)いたり、転びやすくなっていませんか?特に冬の時期は寒さで活動量が減り、動きが鈍くなったと感じる方もいらっしゃると思います。
今回は、転倒の原因や転びにくい体作りのために、ご自宅で出来る簡単な運動をご紹介します。
(1)転んでしまう原因は?
1つ目は筋力の低下です。足の躓きは転倒の中でも非常に多く、下肢の筋力低下により、太ももを上げる力や足首・足趾(そくし)※の動かしにくさが原因と言われています。2つ目はバランス能力の低下です。立位姿勢や歩行時に転びやすい方は、筋力が強くてもバランス能力が低下している可能性があります。3つ目は認知機能の低下です。判断力や思考が低下することで、周囲の家具や段差などの危険な箇所を認識しづらくなり、躓いて転倒する場合もあります。
※足趾…足の指のこと
(2)ご自宅内で転倒しやすい箇所は?
1位:居間・リビング43%
2位:玄関31%
3位:浴室15%
4位:廊下11%
一番多いのは「居間・リビング」と言われています。部屋が広いと、手すりなど咄嗟(とっさ)に掴まる物がないため、そのまま転んでしまいます。「玄関」では、段差で躓いたり、靴の脱ぎ履きの際にバランスを崩してしまう方が多いです。「浴室」では床が濡れて滑りやすくなっているため注意が必要です。また、浴槽の出入りの際に転んでしまう方も多いです。
最後に転倒を予防するためにおすすめの運動をご紹介させていただきます。
1. スクワット
・10回×3セット程度 無理のない範囲でやりましょう
2. 足趾の運動
・足の指でグー・チョキ・パーを作ります
・足の指の力を使ってタオルなどをたぐり寄せます
※詳しくは本紙をご覧ください。
お問い合わせ先:高齢あんしん課地域包括支援係
【電話】52-6726
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