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令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果をお知らせします

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北海道池田町

昨年4~7月にかけて、小学5年生と中学2年生を対象にスポーツ庁が実施した「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果をお知らせします。教育委員会では、調査結果から子どもたちの体力面や運動習慣にどのような傾向や課題があるかを捉え、各学校での体育の授業などの充実や運動、生活習慣の改善を図り、体力・運動能力の向上に努めます。

◆全国体力・運動能力、運動習慣等調査の内容(小・中学生)
◇体力テスト調査
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20メートルシャトルラン、50メートル走、立ち幅とび、ボール投げ(小学生:ソフトボール、中学生:ハンドボール)の8種目を測定しました。

◇質問紙調査
生活習慣や運動習慣、体育の授業に対する受け止め方などについての18項目の質問に対する回答を集計しました。

◆体力・運動能力調査結果(小学生)
小学生の体力・運動能力調査の結果について、下記「レーダーチャート1・2」で男女別に調査対象の8種目を、全国を50とした場合の標準得点で示し、全道・全国と比較しています。
男子は「握力」「ソフトボール投げ」の2種目、女子は「握力」「立ち幅とび」の2種目で全国を上回りましたが、全体として男女いずれも全国を下回る結果となりました。

◆質問紙調査結果(小学生)
小学生の質問紙調査の一部を、下記「グラフ1・2」で示しています。グラフは、児童が各質問に回答した割合を全道・全国平均と比較できるように示しています。
男女共に「体育の授業は楽しい」と回答した割合が全国より低い結果となりました。体育の授業を中心に体を動かす時間と質を工夫して、運動・スポーツの心地よさや達成感を実感する活動を取り入れるとともに、運動の日常化を目指す運動環境づくりに、より一層取り組むことが必要であると考えられます。

◆体力・運動能力調査結果(中学生)
中学生の体力・運動能力調査の結果について、下記「レーダーチャート3・4」で男女別に調査対象の8種目を、全国を50とした場合の標準得点で示し、全道・全国と比較しています。
男子は「握力」「上体起こし」「20メートルシャトルラン」「50メートル走」「立ち幅とび」「ハンドボール投げ」の6種目、女子は「握力」「長座体前屈」「50メートル走」「立ち幅とび」「ハンドボール投げ」の5種目で全国を上回り、「20メートルシャトルラン」は全国と同値でした。全体としては男子が全国を上回り、女子は全国をやや下回る結果となりました。

◆質問紙調査結果(中学生)
中学生の質問紙調査の一部を、下記「グラフ3・4」で示しています。
男女共に「保健体育の授業は楽しい」と回答した割合が全国を上回る結果となりました。保健体育の授業では、タブレットを有効活用し、友達との交流や個々の発達段階、発達ペースに見合った学習活動を行い、成果を上げています。生徒自身がより多くの達成感やそれに伴う楽しさを感じる経験を積み重ねたことにより、授業が楽しいと思う生徒が増えたと考えられます。

◆体力向上の対策(小・中学生)
教育委員会では、体育の授業をより充実させるため、外部講師を招いてきめ細かな指導体制を取り入れています。小学校では引き続き「放課後子ども教室」でもスポーツ活動などを行い、児童が運動に親しむ機会を取り入れていきます。中学校では引き続き、部活動の支援を充実させ、部活動バスの柔軟な運行実施を図ります。
また、調査結果からは運動時間の減少や肥満傾向が小学校に多く見られたことから、より一層子どもたちの運動活動への参加割合を増やし、運動に親しむ機会を確保するとともに、生活リズムの改善も必要と考えています。今後も学校や家庭、地域、行政が一体となった取り組みを継続するとともに、工夫・改善を図っていきます。

問合せ:教育委員会 学校教育係
【電話】572-5222

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