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町長日誌

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北海道池田町

◆9月1日(金) 安井 美裕
8月26、27日の両日、「笑顔があふれる大演芸大会~やっとみんなと一緒に笑い合える!~」をテーマに「ふれあい広場2023池田」が開催されました。ようやくコロナ禍も明け、町民の皆さんのステージアトラクション、体験や味覚を楽しむ出店コーナー、大道芸やユニークな講演などで、参加者の皆さんにたくさんの笑顔が届けられていました。
ところで、時計の広告写真などを見ると、時計の針が全て「10時10分」になっているのは、どうしてかご存じですか?製品のブランド名を短針と長針の間にしっかりと見せ、全体が左右対称となり、時計が最も美しく見えるからというのが定説のようですが、その他に次のような逸話もあるようです。
アメリカが大恐慌時代へと突入した際、とある時計店の主人が「厳しい時こそ笑顔が必要だ」ということで、ショーケースに並んでいる時計の針を、笑顔の口のように見える10時10分に合わせたところ、売上が急増したため、他の時計店もそれに倣ったという説です。笑顔には大きな力があるのですね。
私は、ふれあい広場の開催案内が届いた時から、笑顔の大切さを考え続けていました。新聞取材で撮影に応じる時、「町長、笑顔で!」と言われることもありますが、少し口角を上げ、ほほ笑むことで、周囲の雰囲気を和ませることは承知しています。でも、笑うことには、もっと大切なものがあるのではないかと考えていました。
「何を笑うかで人間がわかる。なんでも笑えば人間は変わる。」日本の精神科医で心の名医として多くの人を救ってきた斎藤茂太(さいとう しげた)氏の残した名言です。その人が何を笑っているかで人間性や価値観などが分かる。常に笑顔でいれば自分自身を良い方向へ変えることができ、周りの人の笑顔もきっと増やすことができるという意味の言葉です。ということは、笑いこそが人の本質であり、何にでも笑えるような豊かな心を養うことで、自分自身を成長させ、周りの人を幸せにできるのだと感じています。

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