◆1月4日(木) 安井 美裕
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年も元旦の朝は、清見の丘に上がり、今年1年、災害がなく平穏な池田町であることを願って、初日の出を拝みました。地平線の上の低い雲をすっと抜け出した太陽が悠々と昇っていきました。
1日に令和6年能登半島地震が発生しました。私たちは災害と背中合わせの日々を送っています。本町の歴史は水害との闘いでもありました。日本海溝・千島海溝巨大地震の発生も懸念されます。また、自然災害だけではなく、火災などさまざまな災害が発生する可能性が潜んでいます。
さて、暮れも押し迫った12月25~30日までの6日間、池田町消防団の歳末警戒が実施され、初日の25日に「町長巡視」として、池田消防署・利別詰め所・高島詰め所と回りました。「気をつけ」「かしら、中」「直れ」の号令にきびきびとした動き、最後はさっそうと消防車に乗り込み、巡視に出かけていく団員の皆さんでした。本格的な冬の到来を受け、住宅火災が懸念されるこの時期、町民の皆さんが火災に遭うことなく、穏やかな新年を迎えられることを願っての歳末警戒です。献身的な消防団活動を日夜続けられている団員の皆さんには、本当に頭が下がる思いです。
「火の用心 マッチ一本 火事の元」。私が子どもの頃はこんなストレートな標語が一般的でした。一方、令和5年度全国統一防火標語は「火を消して 不安を消して つなぐ未来」であり、いつの時代にあっても、防火意識を重視しながらも、いろいろな思いを想像させる標語だと思います。ちなみに、令和4年度は「お出かけは マスク戸締り 火の用心」。まさに時代を反映したものでした。
自然災害も、火災なども、まずは一人一人の心構え・備えが大切です。そして、万が一に備え、日夜ご尽力いただいている方々がいることを忘れてはならないですね。「災害は忘れた頃にやってくる」。気を引き締めながらも、やっぱり災害がない平穏な1年を送りたいものです。
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