精神保健ミニ講座講演会への53名という、たくさんの参加ありがとうございました。
10月2日(月)講師にJA北海道厚生連倶知安厚生病院 精神神経科医長 髙田佳氏をお招きし「うつ病の理解と望ましい対応について」~わたしの、あなたの、となりの、「うつ」~と題してご講演いただきました。
講演の内容を一部ご紹介いたしますので、皆様の心の健康づくりにお役立てください。
■うつ病は、風邪と同じで「治る」「だれでもかかる」「こじらせることがある」病気。
ただし再発もある病気なので、自分の状態に合わせて随時負荷を調節する必要がある。
※自分で無理をしているなと感じたら、相談したり周りを頼ろう!我慢し過ぎない!
治療されている場合は自己判断で通院(診察・服薬)を中断しない。
■うつ病症状のサイン
何かしようという意欲の低下が一番のサイン。その人らしさが失われたら要注意!
◇周りが気づく
暗い表情でぼんやりが続く・感情の起伏が激しくなる・失敗が増える・表情や会話がなくなった・身だしなみに気を遣わなくなった・外出しなくなった・趣味など好きなことをやめた、などの変化。
◇自分で気づく
無気力・眠れない・食欲低下・集中できない・頭痛や腹痛など体の痛み・動悸・イライラや気分の落ち込みなど様々あり。
■うつ病の症状とうつ病は分けて考える
うつ病か他の病気かどうかは病院で診断を受けないとわからない。初期の認知症など、ちがう病気が隠れている場合もある。心の不調を感じ、何か変だなと思ったら精神科受診を!
■うつ病症状のある方への望ましい対応
家族や周りで気になる人がいたら、まず話しかける。話が出来ず、相談窓口を紹介したり病院受診につながらなくても「あなたを心配している」と知らせることができる。
孤独にさせないというメッセージを出し続けることが大事。
※小さい地域はコミュニケーションが図りやすい。
お互い様で見守りできる関係を日頃から作ろう!
問合せ:泊村役場健康支援課健康支援係
【電話】65-2278
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