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鰊御殿とまり ごてん 令和5年5月号

16/23

北海道泊村

■春の鰊御殿
鰊御殿とまり館長 増川佳子

ひと雨ごとに陽の光が強くなり、今年の春は駆け足でやってきました。桜の開花も早そうです。青い空、青い海、春の日射しに輝くさざ波、鴎の声…。泊村には春が似合います。『鰊御殿とまり』も澄んだ青空を背にすると随分雄々しく見えます。
昨年の閉館間際に大小様々な“ガラス玉”の寄贈がありました。「どこに置こうかな。」と思案して、鰊番屋の玄関附近に置くことにしました。
大きなガラス玉が並ぶ玄関先は思った以上に素敵になりました。ちょっと小降りのものは玄関に入ってすぐの土間にあります。また同じ頃、ガラス玉の他に箱に入った“御膳”や“漆器”等の寄贈もありました。これからゆっくり拝見させてもらって“どこに置こうか”決めたいと思います。
さてこの春は、子どもたちに楽しんで見学してもらいたくて、“月替わり見学クイズ”と来館記念の“泊産シーグラスand貝殻”のお裾分けを用意しています。
開館準備の後半には見学クイズのネタさがしをしました。館内を隅々見て回り、新発見をしましたので、下記のようなクイズにしました。大人の方にも楽しんでほしいです。

“鶴は千年、亀は万年”といって、鶴と亀は長寿で縁起がよいものとしてお祝いごとには欠かせません。
『鰊御殿とまり』の川村家番屋や武井邸客殿・石蔵にも鶴・亀が描かれているところがあります。特に鶴は、お皿の上や掛け軸などにたくさん見つけられます。一方、亀はなかなか見つけらず、川村家番屋に1匹、武井邸客殿に3匹、石蔵に1匹しかいませんでした。さて、貴重な亀はそれぞれの施設のどこにいるのでしょう。見つけてみてください。

ヒント:武井邸客殿にはこんな亀がいます
※画像は、本紙P.16をご覧ください。

答えは、事務所トイレ前に置いてあります。答えを知ってから確かめにいくのもいいかもしれません。ぜひ、お子様やお友達と一緒に探してみてください。なお、5月も新作クイズを用意して皆様の来館をお待ちしております。
また、シーグラスは、海岸等で見つかるガラス片のことです。ガラス容器等が波に揉まれて角のとれた小片となり、曇りガラスのような風合いになります。最近は、アクセサリーやインテリア小物の飾りとして使われることがあります。お裾分けしているシーグラスは村民の方からいただきました。私が子どもの頃は、砂浜が多くガラス容器も多かったのですぐ見つかったのですが、今は少し見つけるのが大変になりました。数に限りがありますので本当に少しずつのお裾分けになります。

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