■あなたの健康を守る飲酒
No.414 保健師・管理栄養士
この時期、家族・親族・友人・職場の人たちとの集まりが増え、お酒を楽しむ機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
◇お酒の適量知っていますか?
右の図(本紙P22参照)は、一日の飲酒の適量の目安です。適正量は純アルコールが約20gとなっていますので、これ以上多く飲んでいる方は、日々の飲酒量を見直してみてください。(女性や高齢者はこの目安よりも少なめが適量です)
・ビール中瓶1本(500ml)
・焼酎0.6合(約110ml)
・ウイスキーダブル1杯(60ml)
・ワイン(約180ml)
・日本酒1合(180ml)
◎気になったら、計算してみましょう♪
[純アルコール計算式]
◇かしこいお酒の飲み方
・適量を守り、ゆっくり飲みましょう。
・空腹状態で飲むのは避け、おつまみと一緒に飲みましょう。
・強いお酒は薄めて飲みましょう。
・週に2日は「休肝日」を作りましょう。
◇アルコールの分解速度
純アルコール20gが分解される速度は、一般的には体重70kg男性の方で約3時間かかります。(下の計算式参照)分解速度には、身長体重や性別・体質などが関係するため、もっと分解時間がかかる場合もあります。お酒が抜けたと思っても、体内ではまだアルコールを分解しています。飲酒翌日に運転する場合は、飲酒運転になることがありますので注意が必要です。
体重(kg)×0.1=1時間に分解できる量(g)
例)体重70kgの人が純アルコール20gを分解すると…
70kg×0.1=7g
20g÷7g=2.9時間
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