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令和6年度 町政執行方針(4)

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北海道浜中町

[5]観光業の振興について
本町最大の観光資源は、厚岸霧多布昆布森国定公園の中核を担う希少な草花や水鳥が生息する霧多布湿原、霧多布岬をはじめとする風光明媚な景勝であります。
近年、自然豊かな本町の観光資源を活用したカヌーツーリングやサイクルツーリズムなどのアドベンチャートラベルが国内外から再注目されております。さらに、霧多布岬に生息するラッコにつきましては、本町の新たな観光資源として道内外を問わず多くの観光客に注目をいただいております。
今後、これらの地域特性を活かした観光振興を図るとともに、昨年新たに登録した観光公式キャラクター「きりたん」の活用による広報活動を進めてまいります。また、浜中町観光協会や産業団体、観光関連事業者との連携を密にし、観光地として多くの方に選ばれるまちを目指して、地元特産品のPRを兼ねたタウンプロモーションを推進してまいります。

(1)観光情報の発信について
観光リーフレットの刷新や浜中町観光協会と連携したSNSなどによる観光情報の発信により、本町を訪れる観光客へのサービス向上に努めてまいります。

(2)魅力ある観光イベントの創出について
浜中町観光協会等が実施する魅力ある観光イベントに対し、支援を継続してまいります。また、町内関係団体との協力体制のもと広域イベントへの積極的な参画を促進するにあたり、首都圏や関西圏などでのイベント創出に向けた協議を進めてまいります。

(3)厚岸霧多布昆布森国定公園の誘客促進について
国定公園への誘客促進については、北海道および厚岸霧多布昆布森国定公園連絡協議会との連携を図ってまいります。また、釧路町・厚岸町・浜中町広域観光推進協議会等と連携し、地域での受入体制の整備を進めてまいります。

(4)ルパン三世を活用した観光の推進について
設立から10年余りとなるモンキー・パンチandルパン三世de地域活性化プロジェクトの活動に多角的な参画を行うとともに、モンキー・パンチ・コレクションのリニューアル事業などに支援してまいります。

(5)観光拠点施設の運営について
霧多布湿原センターおよび霧多布温泉ゆうゆについては、町民や観光客に親しまれる本町の重要な観光拠点施設であることから、指定管理者制度による運営を継続し、事業者のアイデアやノウハウを大いに活かした事業展開を図ってまいります。

主な関連予算(単位:千円)

◇自然を守り未来につながる住みよいまちづくり
[1]自然保全・景観形成について
本町は、霧多布湿原をはじめとした豊かな自然環境を有しており、この貴重な財産を後世に引き継いでいくためには、自然保護と地球温暖化対策の双方に目を向けながら取り組む必要があります。2050年カーボンニュートラルの実現に向けた「ゼロカーボンシティ宣言」、本町全体の脱炭素に関する目標などを示す「浜中町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」などに基づき、今後の事業展開を図ってまいります。

(1)自然環境の保全と脱炭素に向けた取り組みについて
家畜糞尿等を原料とするバイオガスプラントの整備については、今後における事業の方向性などの継続的な協議を進めてまいります。
公共施設のLED化の促進などについては、関係部署連携のもと、国や北海道が示す目標の達成に向けて取り組んでまいります。
「浜中町環境基本計画」については、令和7年度から新たな計画期間となることから、本町の環境に関する現状確認を行いながら、「浜中町環境基本条例」に基づいた改定を進めてまいります。
町内での環境教育については、浜中町学校版環境ISOに基づく環境にやさしい学校づくりを全ての小・中・高等学校で進めるとともに、出前講座等を通じて、環境保全に対する意識醸成を図ってまいります。
純ガソリンエンジン公用車両の所有割合を段階的に削減することを目的に、今年度新たに茶内支所に電気自動車および充電設備の導入を進めてまいります。

(2)魅力ある景観形成について
本町は自然景観や産業景観など、多種多様な景観を形成しております。魅力ある本町の景観を守りつつ、その活用を図るにあたり、「浜中町景観条例」を基本に、新たに景観行政団体への移行を行うとともに、「浜中町景観計画」を策定し、本町における景観形成を講じるべく取り組んでまいります。

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