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町長コラム No.5

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北海道浦幌町

浦幌町長 井上亨

「こんなにも大勢の人が…」ステージ上から見た光景に私が感じた印象です。その光景とは、9月24日(日)に開催された第48回ふるさとのみのり祭りでご来場いただいたお客様へ挨拶をした時のこと。
新型コロナの影響で令和2年、3年が中止、そして昨年度は開催こそできたものの人数規制に加えて内容の縮小を余儀なくされました。
しかし、本年度は規制を無くしコロナ前の状態で開催することとなりました。とはいえ、どれだけのお客様が以前のように足を運んでいただけるかが不安な中での開催です。しかも前日、中央公民館でお餅づくりをしていた時でした、突如雨雲が広がり猛烈な雷雨に。天気まで心配になる中で当日を迎えたのです。
しかし、結果的に無用な心配に終わりました。実に最高のみのり祭りとなったのです。雨どころか終始青空が澄み渡る十勝らしい秋晴れ。シャトルバスに乗って次々とお客様が会場に訪れました。なお、主催者発表によると来場者数は過去最高に並ぶ3万6千人でした。
人数のピークは歌謡ショーが始まる頃だったでしょうか。その直前に私からご挨拶をさせていただきましたが、森林公園全体がお客様でびっしりの状態。この瞬間、コロナ禍で様々な制限を強いられてきた4年間の終わりを確信したのです。
私たちは本来、人が集まり会話の中から知恵を出し合い、助け合うことで現在まで繁栄を続けてきました。
みのり祭りの目的には五穀豊穣や豊漁、家内安全など多くの願いが込められているのですから、人が集まることこそ本来の姿であるべきなのです。
歌謡ショーに聞き入り、秋の味覚に舌鼓を打ち、秋あじのつかみ取りに歓喜する来場者の姿を見た時、来年も必ず、いや絶対にこの「当たり前の光景」を続けなければと強く心に誓いました。
ご来場並びにご出店いただいた皆様、そして準備・運営いただいた方々に心から感謝を申し上げます。
そして来年も是非ご参加をお願い申し上げます。

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