地域おこし協力隊活動状況報告

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地域おこし協力隊
林業担い手担当　垰田(たおだ)ななみ

こんにちは!林業担い手の垰田ななみです。
地域おこし協力隊としては3年目になり、隊員としては最後の年を迎えようとしています。林業担い手として、3年目も浦幌町の豊かな森林環境に目を向けながら、「森とともにある暮らし」をつくるために、行動していきたいと考えています。
今回は、浦幌小学校森林体験学習での木工体験についてご報告します。森林体験学習とは、浦幌小学校の4年生を対象に町内の林業現場や製材工場を見学したのちに、実際に木工体験をして、森や木のことを体験を通して学ぶプログラムです。
林業担い手の隊員は、このプログラムに木工体験の講師として参加しており、今年は木工制作物のデザインから制作準備・当日の講師を行いました。
浦幌産メジロカバ材を使用したペン立てをデザインし、当日は児童に制作してもらいました。ペン立て作成手順には、やすりがけ、部材の切り出し、組み立て、仕上げと、大きく分けて4工程あります。地域おこし協力隊林業担い手として、町内の木工体験や木工教室に関わる中で、ほとんどの木工体験で時間制約や安全性のためにやすりがけの工程しか行えず、それ以外の木工工程を体験できる機会を作りたいと以前から考えていました。
今回の制作物では、ノコギリやトンカチを使った「切り出し」や「組み立て」の作業を取り入れることができ、作りがいのある木工体験になったのではと思っています。工程を多くしつつも、それぞれの作業を簡単に行えるような工夫をしたり、作る工程の楽しさもデザインするように意識しました。
木工体験の最後に、児童から「簡単だと思っていたけど、難しくて楽しかった」という感想をもらい、木工制作の奥深さや、ものづくりの楽しさを感じてもらえたと、嬉しく思いました。今後も、木工の楽しさや木材の魅力を知ってもらうデザインに取り組んでいきたいと思います。