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つつうらうら×インタビュー

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北海道浦幌町

浦幌町の就業促進ポータルサイト「つつうらうら」では町のお仕事を紹介しています。今回紹介するのは豊北地区に拠点を構えるレギュームさん。昨年秋、この日は人参収穫の様子を見学させていただき、井戸川正人さんにお話を伺いました。

レギュームでは主にビート、だいこん、にんじんの3種類を栽培しています。
シーズンは3月から始まります。最初に栽培するものはビート。ペーパーボットと呼ばれる紙の筒に土を詰めたり、播種作業を行ったあと、4月20日ごろから植え付け作業がはじまります。5月から7月にかけては、だいこんとにんじんの播種作業が行われます。植え付けてから60日で収穫できるようになるだいこんの収穫時期は7月末。収穫後も別の品種を植え付けるなどして、順繰りに畑の運用をしているとのことです。にんじんは9月20日ごろから収穫がはじまり、11月までには全ての野菜の栽培・収穫作業が終了します。
レギュームで働く仲間には、以前は86歳の方もいたのだそう。
「年齢は問わないです。元気な人に来てほしいですね」
だいこん収穫に興味がある方はお気軽にお問合せください。
笑顔が明るい正人さんに畑を案内していただきました。レギュームが管理している畑には泥炭が混じっており、水もちがよいことから、野菜や土に水分が含まれやすく、干ばつにも強いといいます。
「ここは海に近い場所なので、夏場は冷たい風が吹いて涼しいんです。朝露が降りることもありますね。そういった点から野菜が腐りにくいなと思います。暑さや寒さといった季節ごとの気温に強い品種を植えないと、花が咲いてしまって野菜は収穫できないんです。僕たちが植えるタイミングで、もうすぐ暑くなるような時期なら暑さに強い品種を植えます」
続いて訪れた場所は、収穫した野菜を仕分けしている作業場。
「もともとは全部人の手で選別していました。コンベアへ流れてきたにんじんを人が見て、Lサイズ、2Lサイズ…と仕分けていたんですよね。ただ、人も減ってきたので選別機を導入しました。最近の農家では後継がいなかったり、体力的に厳しくなって離農するところも増えています。今は、兄弟で農業をやっている農家さんが多いですね」
時代とともに変化していく農業の仕事環境。その中で得られる仕事の「やりがい」や「喜び」はどのような点にあるのでしょうか。
「僕は、綺麗な野菜が収穫できたときに嬉しさを感じますね。周りが牧草畑なので、草を刈ったらときどき虫に食われてしまうこともあるんです。そして、野菜に対していい値段がついたときも、嬉しさを感じます」
時間をかけて育てた作物だからこそ、収穫できたときの喜びややりがいはひとしおであることが、正人さんの表情から伺うことができました。

■書いた人 新谷有希
1995年生まれ。東京都在住。人の話を聞いて新しい学びを得ることが好きで、現在は取材ライターの仕事と学びの場作りに取り組んでいます。

つつうらうらでは町のお仕事を紹介しています。お仕事をお探しの方、まずはお気軽にお問合せください。

問合せ:つつうらうら事務局(株式会社リペリエンス)
【電話】015-578-7652【メール】info@reperience.jp
※毎月掲載していたハローワークに掲載中の求人情報は町ホームページのほか、役場町民課前のパンフレットコーナーにて配布しています。

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