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つつうらうら×インタビュー

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北海道浦幌町

浦幌町の就業促進ポータルサイト「つつうらうら」では町のお仕事を紹介しています。今回紹介するのは十勝地方各地で土木工事の施工を請け負う株式会社サクシンさん。副社長である上谷内博(かみやうちひろし)さんにお話を伺いました。

株式会社サクシンは主に河川や道路の維持管理を目的とした土木工事の受注・施工を担当。2006年からは、浦幌町内で事業系ごみ・資源ごみの収集運搬業も担っています。
「我々は浦幌町の会社ですが、工事自体は十勝地方の各地へ行くこともあります。地元で仕事をしていると、やはり知人などいろんな方と会います。そういう点では、工事もスムーズに進みますし、仕事の温かみというものがありますね」
「大きくても小さくても、僕らの仕事はエンジニアというのかな。ものを作ることが仕事なので、そこに喜びややりがいを感じます。昔の『作業員』というイメージがあるので、『建設業はエンジニア』というところをアピールしていきたいです」
「現場を持つということは皆さんが払った税金を使って工事をすることになるので、責任を感じることはあります。そして、発注者の要求通りに仕事をしなければいけないプレッシャーもあるので、その大変さもありますね」
一方、建設業界では人手不足の課題もあります。サクシンでは若い社員の技術教育を支援する制度として、企業が採用した社員が専門学校へ給与の支給を受けながら通学する「企業委託生制度」を導入しています。
「いまは人手不足です。その中で『人を大切にしなきゃ』という意識を持つことは重要だと思います。私はいま働いている人たちが幸せになれたらいいなと思いますね」
「2019年ごろから、社員が普段着用する作業着は、話し合って各自で好きなものを選べるようにしました。僕ら経営者がトップダウンで指示するような時代でもないですしね。特に夏場は暑いので『窮屈な服を着て仕事するより、楽に着たらいいじゃないか』と」
「また2020年ごろから、社員の誕生日にケーキをプレゼントしはじめました。そのきっかけは、他の会社で奥さんの誕生日に花を贈ると言う話を聞いたことにあったんです。『それなら当社はケーキを贈ろう』という発想のもとはじめました。年末年始にはお米を渡しています。いずれも会社で食べるのではなく、自宅へ持ち帰って、家族と食べられるようにしています」
サクシンは北海道内で働き方改革に取り組む「北海道働き方改革推進企業シルバー認定」を受けたほか、男女ともに育児や介護と仕事を両立できる環境づくりがなされている「北海道あったかファミリー応援企業」や女性の職域拡大や子育て支援に取り組んでいる「北海道なでしこ応援企業」にも認定されています。
「入社後に『蓋を開けたら話と違った』ということが起きてはいけないと思っています。なので、つつみ隠さずに、ありのままをお見せしたい」
「人」を大切に社員へ寄り添うサクシン。エンジニアとしてのプロ意識を感じる上谷内さんの口調に、こちらも背筋が伸びる取材でした。業務内容だけではなく、働き方にも想いがこもった会社に勤めたい。そんな方にぜひ注目していただきたい企業です。

■〔書いた人〕新谷有希
1995年生まれ。東京都在住。人の話を聞いて新しい学びを得ることが好きで、現在は取材ライターの仕事と学びの場作りに取り組んでいます。

■つつうらうらでは町のお仕事を紹介しています。お仕事をお探しの方、まずはお気軽にお問合せください。

問合せ:つつうらうら事務局(株式会社リペリエンス)
【電話】015-578-7652【メール】info@reperience.jp
※毎月掲載していたハローワークに掲載中の求人情報は町ホームページのほか、役場町民課前のパンフレットコーナーにて配布しています。

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