■地域おこし協力隊
林業担い手担当 垰田(たおだななみ)
こんにちは。浦幌町地域おこし協力隊林業担い手の垰田ななみです。
今回は、私が取り組んでいる「梦(ゆめ)の森グランドデザイン」事業のご報告をしたいと思います。「梦の森グランドデザイン」は、浦幌町の林業や木材産業、豊かな森林環境を保ち、次世代に受け継いでいくための全体構想です。町民に最も身近な自然環境であるうらほろ森林公園を活動の中心地として、リサーチやワークショップ、イベントなどを行っています。
今年9月には、「梦の森木工ワークショップ」という建築・デザインを学ぶ大学生を対象に、滞在型デザインワークショップを行いました。
道内外から参加した3名の学生が、うらほろ森林公園で使用する家具をテーマに、森林公園に関するアンケートや町民ワークショップで出た意見を参考にしながら、オンライン上でデザインを進めたのち、浦幌町に約1週間滞在し、家具制作をしました。学生たちは、「木の家具を通して、自然や人、森林の未来がつながっていく」をコンセプトに、子ども達がつなげて遊べるイスを制作しました。材料には、浦幌産のナラ・カツラ・シナの木材を使用し、それぞれの木の違いや・肌触りを活かした家具ができました。参加学生や講師の方が、「浦幌にまた来たい」「グランドデザインの今後に興味がある」と感想をいただき、嬉しかったです。
令和6年2月の町内イベント「あったかウィンターフェスタ」で、木工ワークショップ参加学生のアイデアをもとに「子どもから大人まで楽しめる木工体験」を企画をしています。9月に参加した学生や講師の方にも再び関わってもらい、グランドデザインの事業コンセプト「森とともにある暮らし」を町民の方々に感じてもらえるような機会を作りたいと考えています。
イベントの詳細については、1月半ばに浦幌町公式ライン、町内ポスター掲示などで告知予定ですので、ぜひチェックしてみてください。
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