令和6年度は第4期まちづくり計画前期5ヵ年の4年目となっており、令和5年度に引き続き、まちの将来像「想いをつないで未来を創る“わたしたちのまち”うらほろ」の実現に向け、「子どもを産み育てたいと思えるまち」、「仕事をつなげたい、つくりたいと思えるまち」、「住み続けたい、関わりたいと思えるまち」の3つの重点プロジェクトを掲げ、町民が安心し安全な暮らしを確保できるよう、限られた財源の中で住民生活の充実やニーズを最大限に反映できるような予算編成を行いました。
令和6年度当初予算総額:106億506万円(対前年度比13.7%増)
■各会計別予算の内訳(単位:千円)
■予算の概要
令和6年度予算は、令和2年度に策定した「浦幌町第4期まちづくり計画」に基づき編成を行い、一般会計の総額を73億8300万円とし、前年度対比10・7パーセントの増額となりました。(※前年度は骨格予算であったことから、令和5年6月補正後の予算対比で4・8パーセントの増額)
不安定な世界各国の情勢に伴う原油価格高騰に加え為替相場の急変に伴う物価高騰など先行き不透明な状況が継続しており、一般財源の確保は前年度同様に困難な状況にありますが、ふるさと納税による寄附金事業により積立した「ふるさとづくり基金」の活用により、「浦幌町第4期まちづくり計画重点プロジェクト」や「うらほろスタイル」、「観光振興」などに関する各事業に1億3029万円を充当し、また「公共施設整備基金」を活用し、「公共施設エアコン設置工事実施設計委託料」や「上浦幌公民館暖房給湯設備改修工事」などの各事業に、1億350万円を充当しています。
ハード事業における主なものとしては、新規事業については、「防災情報伝達手段整備工事」や「社会教育施設冷房設置改修工事」などがあり、継続事業については、「相川川西線道路整備事業」や「東山町団地既設改良住宅除却工事」などについて計上しています。
ソフト事業における主なものとしては、新規事業として、「浦幌町・洋野町友好の絆協定10周年記念事業補助金」や「本別高校スクールバス運行負担金」、「高級菜豆作付維持・拡大支援事業補助金」、「澱粉原料用馬鈴しょ生産支援事業補助金」、「帯状疱疹ワクチン接種料の一部助成」、「デイケア事業、助産師の訪問支援事業」などを計上し、継続事業として、「民間賃貸住宅建設促進事業」や「婚活応援交流事業」、「紙おむつ購入助成事業」、「就業チャレンジ事業」、「就業人材育成事業」、「高齢者配食サービスの拡充」、「笑顔輝く地域づくり支援事業の拡充」などを引き続き計上しています。
特別会計においても、「浦幌町第4期まちづくり計画」に基づき編成を行い、特別会計を含めた予算の総額を93億452万円とし、令和5年6月補正後の予算対比で3・3パーセントの増額となりました。
令和5年度公共下水道特別会計、個別排水処理特別会計及び簡易水道特別会計については令和6年度から企業会計へ移行し、簡易水道事業会計及び下水道事業会計の2企業会計とし、予算額の総計を13億54万円としています。
一般会計歳入においては、町税収入を6億8223万円(前年度当初比216万円増、0・3パーセント増)で見込み、歳入の大半を占める地方交付税のうち普通交付税は33億5700万円(前年度当初比5700万円増、1・7パーセント増)、臨時財政対策債は700万円(前年度当初比1300万円減、65・0パーセント減)で、普通交付税に臨時財政対策債を加えた実質的な普通交付税の総額は33億6400万円(前年度当初比4400万円増、1・3パーセント増)を見込みました。
なお、普通交付税については、前年度実績比0・4パーセントの増額(前年度交付額33億4434万円)となっています。
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