■浦幌町長 井上亨
「ハッピーバースデートゥー浦小~♪」
6月1日に浦幌小学校開校120周年記念運動会が開催され、開会式で行われたミニセレモニー。
浦小生だけで1番を歌い、2番は会場にいる全員で開校120周年記念を祝してハッピーバースデーソングを歌うという粋な計らいでした。
また、運動会といえば万国旗が定番でしたが、今回の運動会では子ども達が一人ひとり考えた‶自分旗″が掲揚されていました。
本年は開町125年ですから、小学校も開町して間もなく創立されたのでしょう。
長い年月を経て、校舎の位置は変われども、教育の礎として揺らぐことなく学びの環境を守り続けてくれたことに感謝せずにはいられません。
一方で、時が経つことにより変わりつつあるものも見受けられます。その代表的な一つが運動会ではないかと思うのです。
例えば開催をお知らせする花火の打ち上げ。今はスマホが普及しているためメールで保護者に一斉配信されるので不用となりました。場所取りも事前にくじで決められていますから、6時前からブルーシートを持って合図と同時にダッシュするという光景も今はもう見られません。
また、午前開催によりお弁当を食べるという時間も無くなっています。
デジタルの普及、新型コロナ、さらに猛暑等の影響もあり、かつて定番と言われていたものがそうでは無くなっているのだと改めて感じました。
しかし、変わらないものもあります。それは最後のチーム対抗リレー。いつの時代も運動会の花形はやはりコレ。今年も抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げ会場を盛り上げてくれました。
閉会式では中山晴彦PTA会長より「モノよりも記憶に残る120周年記念事業を目指したい」と気持ちのこもった挨拶。
閉会式後には校舎を背景に子ども達と一緒にドローンで記念撮影。
空中でホバリングするドローンに向かって笑顔でピース。浦小生にとって一生の記憶に残る運動会となったに違いありません。
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