■浦幌町長 井上亨
今年は昨年の今頃に比べるとやや涼しさもあり、寝苦しい夜も少ないのではないでしょうか。
なお、健康を保つためには一定時間の睡眠が必要と言われておりますが、諸説ある中で7時間前後が生活習慣病リスクも低く最適と考えられているようです。
しかし、残念ながら今年の夏は暑さとは別に‶7時間″の睡眠時間を大きく削られることになりました。
それは、4年に一度のスポーツ祭典。そう2024はオリンピックの年。そして今年は花の都パリでの開催です。
日本とパリとの時差が約マイナス7時間。現地が午後5時だとしたら日本は深夜0時ということですから、応援するほうも大変です。
かつて日本のお家芸といえば柔道や体操でしたが、今回の大会ではフェンシングでメダルラッシュがあり、さらに男子ゴルフでは松山選手が日本人初のメダル獲得など活躍する種目にも変化が見られます。
日本が抱えている少子化問題を考えると、今後は団体スポーツよりも個人やチーム人数の少ない競技が主流になってくるのではないでしょうか。
さて、もう一つ気になる話題が。
オリンピックは4年に1度のサイクルですが、こちらは15年ぶりとなる「マイマイガ」の大量発生です。
7月下旬から一気に増えだして、夜になると明るい場所や白っぽい建物の外壁にびっしりと張り付いています。
特に水銀灯の光を好むらしく、町内のほとんどの防犯灯はLEDに変更しておりますが、道道や公共施設内の一部においてまだ残っている水銀灯へ群がってくるのです。
この状況を受け、北海道は急きょ駅前通りの防犯灯の一部をLEDに変更するなど対応していただきました。
マイマイガの和名由来はオスの成虫が活発に飛びまわり舞うような動きから来ているとのこと。
久々の登場で大いに羽ばたきたいでしょうが、パリオリンピックの終焉とともにまた十数年間は大人しくしてもらいたいと願うのであります。
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