教育委員会は、保護者や地域住民の皆さんに対して説明責任を果たすため、文部科学省が定めた「全国学力・学習状況調査に関する実施要領」に基づき、調査結果を公表します。
なお、この調査により測定できるのは学力の特定の一部分であること、学校における教育活動の一側面であることなどを踏まえ、序列化や過度な競争が生じないようにするため、次の点に配慮して公表します。
(1)学校ごとの調査結果は公表しません。
(2)学校ごとの平均正答率や平均正答数などの数値については公表しません。
(3)調査結果について分析を行い、分析を踏まえた今後の改善方策を公表します。
■教科全体の状況
教科の領域別に全国を100とした場合の全道及び市町村の状況をレーダーチャートで示したもの(市町村の平均正答率÷全国(公立)の平均正答率×100で算出)
■質問紙の状況(小学校)
▽上記結果の考えられる要因の分析
授業において、児童自ら学級やグループで課題を設定し、その解決に向けて話し合い、まとめ、表現するなどの学習活動を取り入れたことにより、国語の授業で、目的に応じて、簡単に書いたり詳しく書いたりするなど、自分の考えが伝わるように工夫して文章を書いていると回答した児童の割合が全国及び全道を上回ったとともに、国語の1領域で全国平均正答率が全国及び全道を上回ったと考えられる。
児童一人一人に配備されたPC・タブレットなどのICT機器を、授業で活用したことにより、画像や動画、音声等を活用することで、学習内容がよく分かると回答した児童の割合が全国及び全道を上回ったとともに、算数の1領域で平均正答率が全国及び全道を上回ったと考えられる。
■質問紙の状況(中学校)
▽上記結果の考えられる要因の分析
学習指導において、生徒一人一人に応じて、学習課題や活動を工夫したことにより、授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいると回答した生徒の割合が全国及び全道を上回ったとともに、国語の1領域2事項で平均正答率が全国及び全道を上回ったと考えられる。
生徒一人一人に配備されたPC・タブレットなどのICT機器を、授業で活用したことにより、PC・タブレットなどのICT機器を活用することについて、友達と協力しながら学習を進めることができると回答した生徒の割合が全国及び全道を上回ったと考えられる。
■浦幌町の学力向上策
◎全国学力・学習状況調査の結果分析及び課題を明確にした数値目標の設定による検証改善サイクルの確立
◎思考力・判断力・表現力等を高めるための小学校における言語活動の充実や中学校における課題解決的な授業の実施
◎小・中学校及びこども園等の合同の研修会や中学校教員による乗り入れ授業等の実施
◎小中一貫コミュニティ・スクールの取組における学習ルールの統一及び家庭学習の取組の推進
<この記事についてアンケートにご協力ください。>