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浦幌新聞 第114号

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北海道浦幌町

■鮭の遡上見学 歓声と驚きの声
10月23日(水)に、浦幌小学校の2年生と上浦幌中央小学校の1・2年生が、厚内川で鮭の遡上見学を行いました。

鮭の遡上見学は、小学2年生が国語科の授業で習う「さけが大きくなるまで」という教材と、ふるさと学習の2つの教科にわたって学習が行われています。今年度は、浦幌小学校と上浦幌中央小学校の2校合同で見学を行いました。
子ども達は、厚内川の河口付近を歩いて見学し、川を遡上する鮭を観察しました。講師として、株式会社七協水産の八木輝明さんが、浦幌で捕れる鮭の数や遡上の仕方について説明しました。子ども達は、鮭が海から川へ来て、役目を終えるまでの一生について、国語の授業で学んだことを思い出して話を聞きました。遡上する鮭を見た子ども達は、鮭の力強く泳ぐ姿に「がんばれ!」と応援しながら観察していました。また、産卵を終えた鮭の姿を見て、命の大切さについても学びました。厚内川の他にも、海岸や厚内漁港の見学もし、実際に漁に使う漁船や鮭の選別台を見ました。
上浦幌中央小学校2年生の佐藤愛良さんは「浦幌町に鮭がたくさんくると聞いて、びっくりしました。泳いでいる鮭を見ることができて嬉しかったです」と話しました。
(地域おこし協力隊 犬養竣)

■浦幌小5年生 鮭の構造やさばき方を学ぶ
10月21日(月)に、浦幌小学校の5年生を対象とした鮭のさばき方教室が、厚内で行われました。

当日は、株式会社七協水産の齋藤卓也さんをはじめ漁師の皆さん、厚内市街婦人会・大津漁協女性部厚内支部の皆さんが講師として参加しました。
はじめに、齋藤卓也さんによる、鮭のさばき方やそれぞれの部位の解説がありました。
その後、子ども達はグループに分かれ、それぞれ2名の講師が入りました。鮭の特性などを理解し、苦戦しながらも鮭をさばきました。今年度は昼食を持参し、厚内市街婦人会・大津漁協女性部厚内支部の皆さんに作っていただいたあきあじ汁を講師の皆さんと一緒に食べました。昨年よりも時間にゆとりがあったため、漁師の大変さを聞くことができました。命をいただくということに感謝し、講師の皆さんも子ども達も充実した時間を過ごせました。
子ども達自身は「鮭をさばくのは大変だったけど、あきあじ汁は本当美味しかった」と話しました。
これからも命をいただくということをしっかりと考えて、食材を食べてほしいですね。
(十勝うらほろ樂舎 小倉理記也)

■浦幌小3年生農園活動 「ありがとうの会」
▽秋の実りとJA浦幌青年部に感謝を込めて
10月25日(金)に、浦幌小学校の3年生がトコムロラボで、春に植えた野菜の収穫感謝祭として、お世話になったJAうらほろ青年部(以下JA青年部)の皆さんを招待して、「ありがとうの会」を行いました。

浦幌小学校の3年生は、毎年JA青年部の皆さんと一緒に、校内の畑に野菜を植える「農園活動」を行っています。そこで、お世話になったJA青年部の皆さんを招待して、感謝の気持ちを伝える「ありがとうの会」を開きました。
今年は、収穫したジャガイモを使って、ピザづくりを行いました。生地を自分の好きな大きさに伸ばし、具材をのせてピザ窯で焼きました。ピザをつくる作業もJA青年部の皆さんと行い、出来上がったピザも一緒に食べました。子ども達は、うまく焼きあがるように生地を工夫して伸ばしたり、自分好みの味になるようにジャガイモやチーズをトッピングしたりしていました。
会の最後には、お世話になったJA青年部の皆さんにお礼の色紙を渡し、子ども達全員で感謝の言葉を伝えました。また、子ども達が考えた、ジャガイモを使った料理のレシピブックをトコムロラボに掲示してもらいました。
(地域おこし協力隊 犬養竣)

■編集後記
今月号、犬養は鮭の遡上見学と農園活動の感謝祭を取材させていただきました。どちらも秋を代表する生き物や食べ物で、体験した子ども達は、食のありがたさや秋の味覚をとても感じたのではないかと思います。
犬養は川釣りをするのが趣味で、小さい頃から川を遡上する鮭を見ていました。その頃は、鮭がいるとなかなか目当ての魚が釣れず、残念な気持ちになっていました。
今回、鮭の遡上見学をした子ども達を見習って、命の大切さを感じながら生活しなければいけませんね…(いぬぴー)

2024年(令和6年)12月20日(金曜日)
発行元:うらほろスタイル推進連携会議
~平成19年度の中学生からの提案を受け道教育大釧路校の学生と地域おこし協力隊、十勝うらほろ樂舎が共同で制作しています~

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