『こころの健康』

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近年、日本の自殺者数は増加が続いています。職場や家庭、健康問題など、さまざまなことでストレスを抱えやすい現代社会では、誰もが自殺に追い込まれてしまう可能性があります。そのため、職場でのストレスチェックが義務づけされるなど、“こころの健康”は社会で注目すべきテーマとなっています。
自殺対策基本法では、毎年9月10日～9月16日を「自殺予防週間」と定め、全国的に普及啓発活動が行われています。この機会に、自殺やこころの健康について一緒に考えてみましょう。

■ストレスは、上手にセルフケアを
ストレスは誰もが感じるものですが、強すぎたり長引く場合は心身に不調をもたらす可能性があります。身体の不調を感じたとき、消化の良いものを食べて早めに寝るなど、自ら体調を整えるのと同じように、ストレスも“上手く付き合う”と考えて生活を工夫してみましょう。

◆ストレスと上手く付き合うための工夫
○バランスの良い食事
美味しいものを食べると気分がよくなります。ビタミンやミネラルなどの栄養不足は、イライラや不安、集中力の低下を招きやすいので注意。

○良質な睡眠
一番のリラックス方法です。ぬるめのお風呂に入ったり、ストレッチをする、寝具を変えてみるなど安眠できる環境を整えましょう。

○趣味・スポーツ
嫌なことを忘れて没頭できる時間を大切に。適度な運動は気分転換になり、ほどよい疲れで快適な睡眠にも繋がります。

○入浴・マッサージ
入浴は血行を促進し代謝が良くなり、心身の緊張がほぐれます。マッサージやエステも、身体全体の力を抜くのに効果的です。

■周囲の“気づき”が大切です
「最近食欲が減った」「笑顔が見られなくなった」「外出が減った」などの変化に家族や周りの人が気づき、声をかけ話を聞くことで、命を守ることに繋がる場合があります。深刻な場合は医療機関など専門を勧め、休養できる環境を作りましょう。気持ちを否定したり、安易な励ましは逆効果なこともあります。「心配しているよ」「一緒に考えよう」と、そのままを受け止め、尊重することが大切です。

■まずは相談しましょう
悩んだり強いストレスを感じたとき、まずは「相談する」ことが早期発見の一歩となります。家族や友人など、気の置けない相手に相談することはもちろん、保健センターや、こころの相談を専門とした機関もありますのでご利用ください。

相談窓口：
・保健センター【電話】69-2100(平日8：30～17：15)
・滝川保健所　こころの健康相談【電話】24-6201(平日8：45～17：30)
・いのちの電話【電話】0120-783-556(毎日16：00～21：00)