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自治体の皆さまへ

謹賀新年 2024

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北海道浦臼町

■甲辰(きのえたつ) これからの成功・成長が芽吹き、力溢れる年
新年明けましておめでとうございます

○浦臼町長 川畑 智昭
町民の皆様には、ご家族の方々ともどもご健勝にて新年を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。日頃より、町政の推進に対し格別のご理解とご協力を賜り、心より厚くお礼申し上げます。
3年以上にわたり世界中を混乱に陥れたコロナ禍もようやく落ち着きを取り戻し、多少の発生はあるもののほぼ意識することなく生活出来る状態となりました。長きにわたり、全ての行動が制限される中、厳しい日常生活や事業活動を乗り越えられた町民の皆様に対し、心から感謝と労いの言葉を贈りたいと思います。本当にお疲れ様でした。
コロナが収束に向かう一方で、世界に様々な影響を与え続けているウクライナ問題は一向に停戦の気配が見えず、不毛な戦いが続けられており、さらに中東においても多くの民間人を巻き込む惨状が繰り広げられています。グローバル経済という大きなルールで機能していた仕組みが、局地的な紛争によって障害が起こり、物価の高騰や物不足など私たちの生活や産業活動を直撃する事態となっており、私たちは、そんな極めて不安定な基盤の上で生活していることにあらためて気づかされました。今ほど人間の英知や政治の力が求められる時代はありません。人命を最優先に、当事国はもちろん全ての国があらゆる手立てを尽くし、新たなこの年が世界規模で平和で希望に満ちた素晴らしい1年となることを、皆様とともに心から願いたいと思います。
さて、昨年の本町の動向を振り返りますと、主産業である農業につきましては、7月下旬から9月まで続いた異常な猛暑により農作物全般に影響を受け、特に水稲においては、低タンパク米が極めて少ない上に腹白米が多く、収量的にもかなり想定を下回る結果となりました。移植から出穂期までは順調に推移していただけに、期待に届かない不本意な年となりました。この傾向が今後も続くかは不明ですが、水活制度の見直しや資材費の高騰など今後に対する不安の声も出ており、国レベルの持続可能な支援策や町としても高収益作物やスマート農業への取り組みなど、今後に展望の持てる農業体系の構築を積極的に進めてまいります。
また、駅周辺の再開発事業として建設中の「多世代交流施設えみる」につきましては、年度内の完成に向け順調に工事が進められています。小さなお子さんから高齢者の方々まで町民の皆様が気軽に集い、楽しく会話を交わし、様々な活動の拠点として自由にお使いいただける施設です。多くの皆様にご利用いただいきたいと思います。
今年は辰年です。干支としては甲辰(きのえたつ)の年になりますが、これは「これからの成功・成長が芽吹き、力溢れる年」という意味があるそうです。誰もが願ったコロナの収束が現実のものとなりました。不安定な国際情勢や猛暑、豪雨などの異常気象の影響などが危惧される状況にはありますが、この町に住む全ての方々が充実した日常生活と活発な経済活動を取り戻し一層の成長の年となりますよう、今後とも町民の皆様並びに議員各位の深いご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸を心より念願いたしまして、新年のご挨拶といたします。

○浦臼町議会議長 小松 正年
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、新年を健やかにお迎えのことと、お慶び申し上げます。また、日頃から浦臼町議会の活動に対しまして、ご理解と温かいご支援、ご協力を賜り、心より感謝を申し上げます。
昨年は、コロナ禍の収束を願いながらの幕開けとなりました。5月8日には新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことにより、コロナ以前の日常やにぎわいが少しずつ戻ってきた年でもありました。
しかし一方で、全国的な猛暑が続き、北海道でも真夏日が連続38日を記録し、熱中症による救急搬送が一昨年の10倍になるなど、大きな影響がありました。
世界に目をむけると、昨年もロシアによるウクライナ侵攻が続いており、イスラエル・パレスチナ情勢も停戦の見通しがないまま不安定な状況が続いています。一日も早い平和が訪れることを願っています。
経済においては、ガソリンや資材、肥料価格高騰が続いており、日用品の値上げなど日常生活への影響も大きく、恒久的な対策が求められています。
本町の基幹産業である農業では、水稲において概ね順調に推移していましたが、8月の台風7号の強風やその後の風雨により、倒伏が拡大しました。収量・品質は平年を下回り、低タンパク米の割合は0.7%、色選預かり米63%となり、高温によって、乳白腹白、高タンパク、千粒重の低下や整粒不足になったものと思われます。そのほかの作物では、小麦、大豆は平年並み、ソバは平年収量の40%程度、花き、その他野菜も猛暑による品質低下や収量減になるなど、不作の年になり、記録的な暑さは、農作物の大きな被害につながってしまいました。
商工業では、5月8日以後は平常に戻りつつあるものの、電気、燃料、材料などの物価高騰が依然として経営の悪化を招いています。そのような状況もあり、高齢のため廃業する事業者も増えているなど、いかに事業継承していくかが今後の課題と考えています。
浦臼町議会では、昨年4月の統一地方選挙において15年ぶりの投票となり、新人2名を含む8名による議会活動を始めております。町民の皆さまには、なお一層のご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。
結びに、本年が皆さまにとって、健康で明るい一年になりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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