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議会だより No.188(2)

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北海道浦臼町

◆砂場議員
○プール事業について
Q.質問
ことしのプール事業は7月1日開業予定だったが、6月下旬に水を投入したところ水かさが減る事象が起き、原因究明や修理作業のため7月25日からの開始となった。開始以降は水漏れも少なく安定し、予定通りの8月31日をもって今期の運営を終了した。
この間、7月も暑い日が続き、プールを楽しみにしていた方々は残念な思いをしたと思う。また、小中学校は予定していたプール授業を奈井江町のプールに変更している。
1年のうちプールが運営しているのは2か月間しかない。何らかの故障があったにせよ、もう少し迅速に行えなかったのかと感じる。
(1)プール事業の開始が7月25日と遅れた理由とその対応はどうだったのか。
(2)来年度以降のプール事業は。また修理等も含めて今後の対応は。
(3)今回の責任の所在も含め、教育長の意見を聞く。

A.教育長答弁
(1)プールの開始が遅れた理由とその対応について、6月20日に漏水を確認し、翌21日には注水を中断して漏水箇所を特定することとした。最終的に消防用排水栓部の排水口をふさいだところ漏水が止まり、漏水箇所を消防用排水栓の管と特定、安全性を確保した漏水防止措置を行い、7月25日にプールの利用を開始した。
その間予定していた小中学校のプール授業について、奈井江町のプールを利用できないか協議を行い、中学校は移動時間等の関係から今年度のプール授業は中止、小学校は奈井江町のプールで授業を行うこととした。

(2)来年度は漏水箇所に対し、今年度と同様の応急処置を施し運営する。令和8年度にBandG海洋センター及びプールの改修を計画している。

(3)プールの運営は安全に利用できる状況であることが必要不可欠であると考えている。
今回は時間的ロスがなかったとは言えないが、漏水箇所を特定していく作業であった。小中学校の授業が計画どおりに行えなかった面はあるが、今シーズンのオープンを諦めざるを得ない状況のなか、応急処置を行い安全性を確認してプールの利用開始を夏休みに間に合わせることができたことはよかったと考えている。

Q.再質問
来年度も同様の応急処置を施しプールを運営とあるが、原因を究明し修理はしないのか。
プールを運営し、授業を来年以降も行うと決めたのであれば、しっかりと安全面にくみして管理運営をしていただきたい。
安全性を確認した上で、プールの利用開始を間に合わせることができてよかったと答弁があったが、1年の中で2か月間のプール運営に穴が空いたのは事実であり、事業に穴が空いた以上責任は取らなければならず、それは来年以降の事業をしっかり2か月間行うための用意や点検をすることではないか。それを本来は諦めざるを得なかったのを間に合わせることができてよかったという答弁はちがうのではないか。
運営できなかったことはできなかったことと認め、来年以降のプール事業は責任を持ってやっていただきたい。

A.教育長再答弁
再来年に本格的に修繕助成を得て改修を実施する。その前の年に多額な金額をかけるのは避けたいと考えている。
本町におけるBandGのプールはプール授業を行うための貴重な施設だと思っているので、今後も維持管理をきちんとしていく。
やはり経年劣化すると、どこかから漏水していくのはどうしても避けられない。プールに水を入れてみなければわからない面もあり、事前に漏水がないというのは非常に難しいが、できるだけ努力していく。

◆土屋議員
○うらうす温泉の今後について
Q.質問
うらうす温泉は本年4月より浦臼町直営の営業になった。本年3月の浦臼町議会定例会において一般質問があったが、その後の進捗状況について問う。
うらうす温泉は浦臼町の観光の目玉として、町民をはじめ町外からの利用者も多い。施設の経年による修繕など維持管理等、営業も含め経費が発生することは否めない。しかしこのままで良いはずはなく、進めるに当たって困難な局面も問われるとは思うが、具体的な計画を問う。

A.町長答弁
温泉保養センターは本年4月から一部運営を委託して営業を行っている。入浴客は現在のところ前年同月比ではほぼ変わらない人数で推移している。
温泉保養センターは平成3年2月に建設され、新耐震基準は満たしているが、約33年が経過し、温浴施設の大規模改修やバリアフリー等の対応が必要となる。
施設改修により今後どの程度の使用期間が見込めるのか、改修費がどの程度になるかなど改修する場合の諸条件、経費負担など調査検討して決定していく。
当面の計画は、6月の議会定例会後の全員協議会で示したとおり令和7年度に基本設計、令和8年度に実施設計、令和9年度で建設工事と休養村センターの解体工事を実施して、令和10年度の早い時期のオープンを目指す。
建設着手までの運営方法は現在と同じ方法を考えているが、オープン後の運営方法については指定管理も含め別途検討していく。

Q.再質問
うらうす温泉を将来どのようなコンセプトで残していくのか、町長の考えは。また、リニューアルされる前までの営業はどの様に続けていくのか。

A.町長再答弁
道の駅と温泉はぜひとも残したい施設と考えている。かつて町民との話し合いの中で、高齢の方から「私たちにとって温泉は、観光というよりは自分たちの保養の場、安らぎの場として継続してほしい」との思いを聞いた。その言葉は今でも残っていて、一つは町民のための施設として残したい。
もう一つは、夏場のキャンプ場を利用される方にとって、キャンプ場と温泉の併設は魅力があるということで、夏場は1.5倍程度の集客もあるため観光の核としても残したい。
コンセプトについて今の段階で話せるところまでは進んでいないが、温泉があることによって人が集まる事が大事だと思っている。
そこにどのように魅力を付けていくかということがこれからの課題にもなるので、町政懇談会の場で一つのテーマとして話をしたいと考えている。
運営方法については、指定管理にしたいと考えているが、改修までの間は直営、あるいは今のような一部委託のどちらかの形で進むことになると考えている。

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