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自治体の皆さまへ

共に歩み育む、にぎわいの町づくり 就任のごあいさつ

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北海道浦臼町

爽やかな初夏の風に吹かれ、豊穣の出来秋への願いを込めて進められてきた春作業もいよいよ終盤を迎えようとしています。町民の皆様におかれましては、益々ご健勝にてご活躍のことと心からお慶び申し上げます。
さて、この度の任期満了による町長選挙におきまして、町民皆様をはじめ関係各位の温かいご支援とご厚情を賜り、無投票当選の栄に浴し、引き続き町政の重責を担わせていただくこととなりました。もとより微力ではありますが、お寄せいただいたご期待と信頼に応えるよう全力を傾注してまいります。
地方を中心に少子高齢化、人口減少が急速に進む現状に加え、3年にわたり私たちに自制を強いてきた新型コロナ感染症や長期化、緊迫化する国際紛争に起因する物流の乱れや物価高騰、またデジタル化の進展や環境問題への取り組みなど、世界規模、全国規模での様々な変化が起きており、本町はもちろん地方自治体は多くの課題に直面しています。
これら刻々と変化する情勢の中で、これからの課題解決のための政策の柱を「地域経済を支える産業の振興」「暮らしを支える生活基盤の充実」「子どもたちを健やかに育む環境づくり」「連帯意識を高め安心安全な地域づくり」の大きく4項目といたしました。今この町に住む皆さんが安心安全に暮らし、農業をはじめとする産業に従事する皆さんが仕事に魅力や誇りを感じ、そして小さなお子さんから高齢の皆さん全てにこの町に住んで良かったと思ってもらえるまちづくりを目指してまいります。
私は今回の選挙に臨むにあたり「一歩一歩、力強く。共に歩み育む、にぎわいの町づくり」をスローガンといたしました。折しも、先月2日に多世代交流施設「えみる」をオープンさせていただきました。かつて多くの人が行き交い活況を呈していた駅周辺に、再び人々の流れを呼び戻したいという思いから設置したもので、おかげをもちまして連日のように子どもたちの歓声が響き、館内には笑顔と歌声が広がっています。
山積する課題を一気に解決する特効薬はありませんが、一つひとつ着実に施策に取り組み、町民の皆様と考え方や価値観を共有しながら、この町に今一度にぎわいと活気をもたらすまちづくりに誠心誠意取り組んでまいりますので、一層のご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

浦臼町長 川畑 智昭

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