新緑の候、GWも終え、身体で心で、春を満喫した日を過ごされたことと存じます。新1年生も手にタンポポやつくしを摘み取り、芽吹きの清々しい日々を迎え、緊迫した社会情勢もある中、希望を見出せそうな時ですね。
今月は本屋大賞の受賞作品、候補作の本を中心に、ご紹介いたします。書店員の熱い思いの推薦本で、人気があり、読み易く中高生(ヤングアダルト)、成人、シニアまで幅広い世代に親しんでいただければと思います。
■本屋大賞 10冊(ノミネート作品含む)
■ア・ラ・カ・ル・ト リクエスト本 7冊
■ア・ラ・カ・ル・ト その他
*次回は児童書を中心にご紹介します!
◆売れてます!
▽2024年 本屋大賞 受賞作品
『成瀬は天下を取りにいく』
宮島未奈/著
中2の夏休み、閉店の百貨店で中継に映る幼馴染みの成瀬…。M-1に挑み、実験の為坊主頭にし、二百歳まで生きると宣言。我が道を突き進む成瀬から目が離せない!
▽『中村哲という希望』
佐高信・高世仁/共著
死んでも撃ち返すな!今,戦争の足音が聞こえる時代に、中村哲医師の平和主義が希望となる。日本国憲法を実行した男について語り合う。
作家紹介:宮島未奈
1983年富士市生まれ。京都大学文学部卒。
2021年「ありがとう西部大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。
続編「成瀬は信じた道をいく」発売中
開館時間:8時30分〜17時
休館日:土曜・日曜・祝日
<この記事についてアンケートにご協力ください。>