地域おこし協力隊 荒尾さおり
町民の皆様こんにちは、地域おこし協力隊の荒尾です。
昨年7月に地域おこし協力隊として着任してから、あっという間に半年が過ぎました。
11月は、札幌の地下歩行空間北3条交差点広場で行われた『JP01 まつり』出展のお手伝いをさせていただき、浦臼町で栽培されたにんにく「はこいりむすめ」や女性農業者グループ「乾菜」の乾燥野菜、北海道アグリマートの昨年収穫されたワイン用葡萄で作った「ノンアルコールワイン」などを中心に、この季節ならではの特産品の販売を行いました。どの商品もとても人気が高くて、2日間の出展でしたがすべて完売することができました。
12月より、地域おこし協力隊の活動拠点が「鶴沼改善センター」になりました。撮影や出張などで不在にすることもありますが、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
浦臼町に着任以来、どのようにして任期終了後もこの町に定住していくのかを考察しておりましたが、浦臼の田園風景にすっかり魅了された私は、田んぼの真ん中にカフェを作りたいと思いました。着任してすぐに見学に行った「浦臼町郷土史料館」に行った際に、私の実家から車で1時間ほどの場所にある高知県宿毛市出身の岩村八作さんの開拓した場所がある事を知り、できればご縁のある場所にお店を作りたいと思って探し続け、晩生内地区の方々のご協力のおかげで、ようやく思い描いていた田んぼの真ん中にある家をお借りすることができ、心より感謝いたします。
「田んぼの真ん中で美味しい珈琲が飲めたら幸せだなぁ…」と思い、カフェで提供する珈琲は、焙煎技術日本第一位、テイスティング世界第二位の実績を持つ札幌の「丸美珈琲店」店主の後藤栄二郎さんに『浦臼ブレンド珈琲』を作っていただけないかとご相談し、快くお引き受けしていただきました。前任の積丹町では海の町らしく「海を吹き渡る風のような爽やかな味わい」の珈琲を作っていただきましたが、浦臼町では農村地域らしく「力強くまろやかな味わい」の浦臼町でしか飲めないスペシャリティコーヒーをお願いし、これからテイスティングを重ねて完成する予定です。
カフェの内装は、9月に行ったアドベンチャートラベル『幻のぼたんそば手打ち体験and浦臼開拓歴史探訪ツアー』に参加してくださったご縁で、札幌市立大学の西川忠教授ゼミの学生さんと連携できることになり、今年の1月~3月の間に数回に分けてワークショップを開催したいと考えております。日程や詳細が決まりましたら告知させていただきますので、ご協力いただけましたら幸いです。
また、カフェの内装と同時にクラウドファンディングも行う予定です。
通年営業を目指して、町内の方々がひと息つける憩いの場所に、町外の方々が浦臼の魅力を発見できる場所となるカフェになれるように準備を進めてまいりますので、これからもお力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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