防災マネージャー 二宮政幸(にのみやまさゆき)
■雪害
雪の降る季節になり、除雪等でゆううつに感じている方も多くいるのではないでしょうか。
札幌管区気象台が発表している北海道日本海側の今冬の寒候期予報(12月~2月)の降雪量は「平年並みか多い」となっています。
雪害の種類として、積雪害、雪圧害、雪崩害、着雪害、その他として吹雪による視程障害や転倒、屋根の雪下ろしによる転落等、様々な被害が起きることがあります。
今回の防災コラムでは「雪害」の予防対策について掲載しますので、参考にしてください。
○大雪への事前の備え
・流通支障に備えて水・食料・燃料(灯油)などを1週間分備蓄する。
・持病の処方薬を切らさないよう、多めに持つ。
・長期の停電に備え、カイロ、電池、懐中電灯、携帯ラジオ、カセットコンロ等を常備
・住家等の耐雪化
・除雪道具を常備し、点検や整備を行う。
○大雪が降ると
・停電や電話が通じなくなるおそれがある。
・ドアの前に雪が積もり、建物から出られなくなる。
・車の運転が困難になり、買い物に行けなくなる。
・車で出かけた場合、タイヤが雪に埋まり、立ち往生することがある。
・住家等が損壊・倒壊するおそれがある。
○外出時の注意点
・歩幅を狭くし、凍結した路面を歩かない。
・手袋を着用し、ハンドポケットしない。
・滑り止めの付いた、長靴等を履く。
・軒下のそばに近づかない。
・時間に余裕を持って行動する。
・車にはスコップ、毛布、軍手等を常備し、燃料は満タンにしておく。
・運転時はライトを点灯し、天候の悪いときは外出を控える。
・車で立ち往生した時は、車のマフラーが雪で塞がっていないか定期的に確認する。
札幌管区気象台の北海道地方降雪量予想(毎年12/1~翌年3/31の間)の閲覧先:【URL】https://www.data.jma.go.jp/sapporo/specifcinfo/
お問い合わせ:総務課交通防災係
【電話】0125-68-2111
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