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議会だより No.189(4)

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北海道浦臼町

■令和5年度各会計決算を認定しました
10月29日・30日に決算審査特別委員会を開き、令和5年度浦臼町各会計歳入歳出決算について認定すべきものと決定しました。
(単位:円)

※下水道事業会計~資本的収入額が資本的支出額に不足する額55,770,435円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額268,286円、当年度分損益勘定留保資金13,307,818円、減債積立金42,194,331円で補てんした。

■委員会報告
令和5年度一般会計では9回の補正予算編成を行い、前年度から継続しているひばり団地建替事業、橋梁長寿命化事業、多世代交流施設建設事業など大型公共事業を計画どおり実施した。
健全化判断比率4指標は堅調ではあるが、元金償還が開始していることにより前年度より悪化している。
国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、下水道事業会計については概ね適正に執行された。
今後に向けては、政府の新型コロナウイルス感染症対策に要した大規模な財政出動や国内外の経済状況により地方交付税等への影響が見込まれ、特定財源の確保や事業量の平準化などの財政運営を行い、財政健全化への一層の取り組みと安心・安全な町づくりを進めていくことを望む。
以上、検討及び意見を付した報告書を提出し本会議で認定することに決定した。
(土屋委員長)

委員会では多くの質問がありましたのでいくつかご紹介します。

■タクシー等利用助成券について
Q.タクシー券の総利用枚数は1万1204枚、助成金の執行額が336万1200円となっているが、元々の交付枚数はどの程度で、利用率は何パーセントだったのか。
A.交付者数477名に対して1万2000円分の利用券を交付していて、額面300円の利用券が1万9080枚交付された。また、利用率は58.7パーセントとなっている。
(総務課長)

■小中学校のタブレット購入について
Q.タブレットを小学校で17台、中学校で5台購入しているが、この理由は。
A.小学校では故障したタブレットが数台あったため、その分の交換と予備を含めて17台、中学校では全て予備として5台購入した。
(教育委員会事務局長)

■不用額について
Q.決算における不用額の総額が約3億円となっているが、多いのでは。
A.以前は必要に応じて3月末に予算精査で大きな不用額を落とす専決処分を行っていたが、ここ数年は行っていないため同規模で不用額が推移している。専決処分を行うかについては、予算の適切な計上と経費の節減でバランスを取りつつ、今後の財政運営も含め必要に応じ検討していく。
(総務課長)

■町議会議員選挙費について
Q.町議会議員選挙費の予算は当初729万4000円、補正で477万円の減額となった理由は。
A.選挙自体は執行されたが、選挙カーの運行やビラの印刷といった部分で予算を下回る執行となり、減額となった。
(総務課長)

■スクールバス運営費について
Q.スクールバス運営費は予算上では小学校費の中に計上されている。中学校の方が多く利用しているため、違和感があるが。
A.小学校が統合したときにスクールバスが導入され、当時から小学校費で計上している。スクールバス運営費を移す場合、中学校費に移すよりスクールバスのみで項立てした方が良いと思うので、検討していく。
(教育委員会事務局長)

■総務産業常任委員会報告
調査日:11月14日

○農作物作況状況について
概要:水稲の生育に関しては概ね順調に推移し、作況指数は北空知103となり、低タンパク米は24.6%、色選預米は12.5%となった。その他主要作物では、小麦、大豆、ソバの収量は例年並みであった。花き、その他野菜は一部の品目において品質低下、収量減となったが、昨年ほどの大きな影響はなかった。単価では全国的な品薄により高値で推移した。にんにくは作付面積が前年より200a増加し、690aとなった。生育は概ね良好で収量は400kg/10aとなった。

考察:
・水稲は質・量共に豊作の年であったが、心白、腹白、胴割れなど品質低下となる要因の究明や次年度以降の対策が必要と考える。
・にんにくは町の奨励作物として位置付けられている。次年度以降は収穫量、反収、販売価格などを調査願いたい。
・作物ごとの生産者数、売上の前年対比などを把握願いたい。浦臼の特産品としてブランディングするためにも、各作物の状況把握に努め活用していただきたい。

○町内実施事業等進捗状況
(1)金比羅線・下の庄橋補修工事
(2)中央団地(A棟)大規模改修建築工事 他
(3)トレシップタウシナイ川河床整備工事
(4)山27号線道路改良工事
(5)田宮2線道路改良工事

考察:
・中央団地はエントランスにLED照明が設置されるなど全体的に明るい印象に整備された。室内は水回りと壁や床の整備がされ、バリアフリーにも配慮し、入居者が快適に暮らしやすくなったと思われる。今後は改修済みをアピールし入居者の募集に努められたい。
・トレシップタウシナイ川河床整備事業は数年にわたり事業が実施できず懸案だったが、本年度整備をすることができた。
・田宮団地は今後、未整備部分を整備し、宅地として分譲するよう望む。

調査日:11月18~20日

○循環型農業の状況及び農家による有害鳥獣駆除とジビエへの活用について
(1)ジビエ工房やまと(くまもとジビエコンソーシアム)
熊本県山都町が平成29年度に鳥獣被害防止総合対策交付金を活用して施設を整備し、有限会社清和資源が運営を行っている。コンソーシアムを中心に自治体が支援し、捕獲者、周辺処理施設、中核処理施設、販売、普及が一体となった取組を行っている。

(2)きくちのまんま有機支援センター
熊本県北部、JA菊地が運営する有機支援センターの視察を行った。令和5年の実績は原肥受入れ1万625t、堆肥販売数量6913t。販売先は近隣JA、種苗会社等となっている。

(3)くまもと☆農家ハンター
熊本県宇城市三角町で鳥獣被害から地域と畑を守る自衛活動として平成28年2月に発足、令和元年にはこれまでの活動を発展させた(株)イノPを設立、熊本県と協力し担い手の育成、ジビエ生産販売、鳥獣対策機器の販売と導入サポート、ジビエツーリズム等の活動に積極的に取り組んでいる。

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