■糖尿病予防のポイント~栄養士考案レシピ~
浦臼町の特定健診受診者のうち、糖尿病が疑われる方(HbA1c6.5%以上)の割合は近年増加しています。糖尿病の多くは、生活習慣により引き起こされるため、食生活等の改善により予防することができます。そこで今回は、糖尿病を予防するための食事のポイントと、保健センター栄養士による糖尿病予防食のレシピをご紹介します。
◆食事のポイントは、以下の3つです。
(1)一日3食
令和5年に実施した「町民の健康に関する調査」で、19.7%の方が「朝食を毎日食べていない」との結果でした。食事を抜いてしまうと次の食事のときに、栄養をより体に取り込もうとして、食後の血糖値が上がりやすくなり、血管に負担をかけてしまいます。また反対に、間食の摂り過ぎも血糖値が常に高い状態が続いてしまいます。一日3食、規則的に食事を摂ることで、血糖値をコントロールすることができます。
(2)バランス良く
糖質や脂質の摂りすぎなど、栄養素が偏ると血糖値の急上昇や急降下に繋がります。「主食・主菜・副菜」がそろった食事は、糖尿病だけでなく生活習慣病全般の予防にもなるため大切です。
(3)適量
食べ過ぎは摂取カロリーが多くなり、血糖値の上昇に繋がります。満腹になるまで食べず、腹八分目を心がけましょう。ついつい食べ過ぎてしまう方は、「よく噛んで食べる」ことで食べ過ぎを防ぎ、血糖値の急上昇を抑えることができます。
◆糖尿病予防食レシピ
大豆製品や肉など、たんぱく質の多い食品は血糖値の上昇を抑えます。また、野菜やキノコ類はビタミン・ミネラルを多く含み、糖質の吸収を緩やかにさせます。今回は、これらの食材を組み合わせた簡単にできるメニューを紹介しますので、参考にしてみてください。
◆厚揚げのごま味噌炒め
▽材料(2人分)
・厚揚げ…1枚
・エリンギ…1パック
・ピーマン…2個
・生姜…1かけ
・鶏挽肉…50g
・油…大さじ1
a
・味噌…大さじ1
・酒…大さじ1
・醤油…小さじ1
・みりん…大さじ1
・白いりごま…大さじ1
▽作り方
(1)厚揚げは食べやすい大きさに切る。
(2)エリンギは適当に裂いて半分に切る。ピーマンは種を取りエリンギの大きさに合わせて細切りにする。生姜は千切りにし、aは混ぜておく。
(3)フライパンに油を熱し生姜と鶏挽肉を炒め、厚揚げとエリンギとピーマンを加え炒める。
(4)aを加え味をなじませ、仕上げにごまを振り入れる。
福祉課保健指導係(保健センター)
【電話】0125-69-2100
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