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福祉のひろば

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北海道清水町

■清⽔町SOSネットワーク事業を知っていますか?
◇認知症高齢者の行方不明者数は一万七千人
認知症になると、外出時に帰り道や行き先がわからなくなり、行方不明になることがあります。
警視庁の認知症行方不明者の推移によると、高齢者の行方不明者数は年間一万七千人となっています。これは、警察に相談があった件数なので、実際はこの数を大きく上回ることが予測されます。

◇行方不明後の状況
行方不明となった場合、99%の人が1週間以内に保護されるなどして所在が明らかになることがわかっています。
しかし一方で、行方不明から5日を経過すると、生存率が0%に近くなると言われています。
また、徒歩だけでなく電車やバス、自家用車を使用して出かけることもあるので、捜索が広範囲になることもあります。

◇認知症高齢者が徘徊する理由は?
本人が外出する目的を忘れることにより、徘徊となってしまいます。
その時に、目的地が遠く離れた古郷などの場合、歩いても到着できず道がわからずにパニックになってしまうこともあります。
また、近所での徘徊は夏場だと熱中症の恐れがあり、室内では転倒して骨折する危険性があります。
家族や介護者は、徘徊の理由や目的が何かを考え、その行動による影響や危険性を予測し、リスクを抑えるための工夫が必要になります。

◇行方不明になる心配がある方へ
町では、認知症などの高齢者や障がい者の方が万が一行方不明となった時に早期発見につながるよう、町内事業所の協力により「清水町SOSネットワーク事業」を実施しています。
清水町SOSネットワーク事業に登録すると、登録者の行方が分からなくなった時に、警察と連携し、町から医療機関・福祉事業所・新聞販売店・郵便局・商工会などの登録事業所に協力依頼をするため、早期発見が期待できます。
ご家族や、ご近所の方で心配な方がいましたら、申請窓口の地域包括支援センターまでお問い合わせくだい。

■清⽔町SOSネットワーク事業の流れ
登録者が⾏⽅不明!
家族などが新得警察署に捜索依頼

家族などの同意を得て新得警察署から町に通知

協⼒機関にFAXにて捜索協⼒依頼
※清⽔町SOSネットワーク
事業捜索協⼒依頼書で依頼

登録者発⾒!

警察官が本⼈確認
町へ発⾒の連絡

捜索協⼒解除通知書をFAXで送信し捜索協⼒解除

問合せ・申込み:保健福祉課在宅⽀援係(地域包括⽀援センター)
【電話】69-2233

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