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【特集】渋沢栄一翁ゆかりの地訪問 町民ツアー まちを飛び出し足跡めぐり

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北海道清水町

11月10日から12日にかけて、第2回渋沢栄一翁ゆかりの地訪問町民ツアーが開催されました。
渋沢栄一の出身地「埼玉県深谷市」や人生の拠点地「東京都北区」など、偉人の足跡をめぐる2泊3日の旅。
参加者20名のみなさんと過ごしたツアーの様子をご紹介します。

■Day1
FUKAYA
埼玉県深谷市
◇渋沢栄一の生まれ故郷 埼玉県深谷市を知る—
現在の深谷市血洗島に生まれた栄一は、23歳までこの地で過ごしました。
栄一が生まれ育った故郷は、どのようなところなのでしょうか。
旅の最初は「深谷市役所」を訪問し、栄一の故郷の今を知りました。

・令和2年に新庁舎が開庁した深谷市役所。「レンガのまち深谷」をアピールする外観に。
・深谷市職員の方に、まちの概要や渋沢栄一を通したまちづくりへの取り組みなどについて話していただきました。
・初日の最後は参加者全員で交流会を行いました。はじめましての人もいる中、みなさん楽しそうに話されていました。
(※本紙に写真が掲載されています。)

■Day2
FUKAYA
埼玉県深谷市
◇功績をたたえて献花式へ
2日目は、栄一の命日に合わせて開催された「渋沢栄一翁献花式」に参列。
JR深谷駅前の銅像へ一人ひとり花を供えました。

・献花式には小島進市長をはじめ地元の人たちや関係者ら約150人が参列しました。
・昼食は栄一の好物だった深谷市の郷土料理“煮ぼうとう”
・渋沢栄一記念館の銅像は約5メートル。その大きさにみなさん驚いていました。
(※本紙に写真が掲載されています。)

◇渋沢栄一の生涯に触れる—
午後は、栄一関連資料が展示されている「渋沢栄一記念館」、栄一の従兄であり学問の師「尾高惇忠生家」、栄一が帰郷時に寝泊りした場所「中の家」をめぐり、栄一が故郷で過ごした時間を振り返りました。

・「尾高惇忠生家」の敷地には、栄一の家業である藍玉製造に使う藍の葉が植えられています。
・栄一が滞在した「中の家」外観。
・立ち寄った「深谷市産業祭」では栄一の格好をしたご当地キャラのふっかちゃんが登場。
(※本紙に写真が掲載されています。)

■Day3
KITA CITY
東京都北区
◇渋沢栄一の教えを学ぶ。
最終日は、栄一が人生の拠点とした東京都北区飛鳥山公園内に建つ「渋沢史料館」へ。
生涯に約500の企業に関わり、約600の社会公共事業・教育機関の支援などに力を尽くしてきた功績の数々に触れることができました。

・渋沢史料館は、かつて栄一が住んでいた旧渋沢邸跡地に建っています。栄一の活動を広く紹介する博物館として開館し、多数の展示資料が並んでいます。
・渋沢史料館では11月26日まで新一万円札発行記念企画展「渋沢栄一肖像展」が開催していました。
・渋谷栄一の喜寿を祝って、現在の清水建設株式会社が贈った洋風茶室の「晩香廬(ばんこうろ)」。
・飛鳥山公園内には「渋沢×北区 飛鳥山 おみやげ館」があり、清水町の特産品も販売されています。
(※本紙に写真が掲載されています。)

◇みなさんの思い出
今回の町民ツアーに参加したみなさんの感想を抜粋してご紹介します。

・たくさんの方々が献花式に参加されていたので、とても愛されて大切にされている人物なんだなと、あらためて感じました。
・銅像を見て、この人が清水に来たと思うと、献花式に参加できて良かったと思いました。
・これから清水町を背負っていく高校生・中学生などの参加機会を増やしていただき、渋沢栄一翁の教え「論語と算盤」を学んできて欲しいです。
・テレビでは見たことがあった渋沢栄一アンドロイドを初めて見ました。再現された声も温かみがあり、説得力がありました。
・今まで渋沢栄一翁について学んだことがありませんでしたが、このような機会を与えていただき大変勉強になりました。来年一万円札になった際に、手に取った時の感じ方が変わってくると思います。
・新しい紙幣の顔にならなければ、渋沢栄一翁と清水町のつながりを知ることがなかったと思いました。参加でき、とても良かったです。
・深谷市名産の長ネギを用いたネギしゃぶを初めて食べ、大変ネギの風味が強く美味しかったです。
・渋沢栄一翁と深谷市のことがよく分かりました。市全体でPRしているのが伝わってきました。
・誰も経験したことのない様なことが起こっても、それに対応する知恵をもっている人。あまりにも多くの功績があり、すごい近代経済の父であることを知りました。
・ツアーで初めてお会いした方も多かったが、親近感があって和やかな交流会でした。

■来年7月、いよいよ新一万円札発行へ。
新紙幣の発行と新一万円札に描かれる肖像が渋沢栄一となることが発表されたのは、2019年のことでした。
埼玉県深谷市とは、翌年の2020年からご縁が始まり、昨年の開町120年記念シンポジウムには小島進市長らがご出席くださいました。
今年11月には、東京都北区と「渋沢栄一翁でつながる東京都北区と北海道清水町との次世代を築く連携及び協力に関する協定」を締結し、今後ますます交流が深まっていくこととなります。
こうして、渋沢栄一翁がつないでくれたご縁がきっかけとなり、町民ツアーを開催することができました。
来年7月、いよいよ新一万円札が発行されます。ゆかりの地として、清水町もより一層盛り上がっていきましょう。

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