みなさんは、清水町の消防車や救急車が1年間にどのくらい出動しているか知っていますか?消防車や救急車は、火災、救急、救助など、さまざまな理由で出動します。どのような理由で、どのくらい出動したのか、清水消防署の各出動統計(期間…令和5年1月1日から12月31日)をお伝えします。
■火災出動14件
◇全国の火災発生状況
総務省消防庁が令和6年1月に発表した「令和5年版消防白書」によると、令和4年中の全国の火災発生件数は、36,314件で、1日あたり99件発生したことになります。
種別ごとにみると、建物火災が20,167件で火災全体の55.5%を占め、うち住宅火災は11,141件でした。
建物火災の出火原因は「こんろ」が第1位、次いで「たばこ」「電気機器」となっています。
すべての火災による死者は1,452人で、うち放火自殺者などを除く住宅火災による死者は972人、前年より6人増加となりました。
また、住宅火災による死者のうち65歳以上の高齢者は731人と75.2%を占めます。
住宅火災の死に至った経過別にみると、「逃げ遅れ」が426人(全体の43.8%)と最も多く、次いで「病気・身体不自由」「熟睡」となっています。
◇清水町の火災発生状況
令和5年1月1日から12月31日までの火災出動(火事騒ぎ含む)は14件、うち火災と認められたのは9件で、種別ごとにみると建物4件、車両3件、その他2件でした。(表1)
また、建物火災の主な出火原因は、「電気配線等」「ストーブ」などで、火災による死傷者はいませんでした。
火災は、一瞬にして私たちの生命や財産を奪う大変恐ろしい災害です。
しかし、その原因の大半は、「失火」です。油断や不注意から火災が発生しているため、未然に防止できるものです。
悲しい結果にならないためにも、一人ひとりが普段から防火意識を持ち、細心の注意と気を配り、万が一出火した場合も、通報・初期消火・避難の方法を事前に考えておくことで、被害の軽減が図られます。
火災を防ぎ、安心で明るい町を目指しましょう。
◇表1 清水町の火災発生状況
問合せ:清水消防署予防係
【電話】62・2519
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