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【特集】まちおこしチャレンジャー(3)

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北海道清水町

■先輩まちおこしチャレンジャーの「今の気持ち」
清水町では、現在4名の地域おこし協力隊のみなさんが活動しています。2021年から2022年にかけて清水町にやって来たみなさんは、コロナ禍で思ったように活動が進まない時期もありました。
このような時期を乗り越え、まちづくりを担う一員として、町のみなさんとどのように関わり、どのような将来を見据えているのでしょうか。2025年に任期を終えるみなさんの「今の気持ち」をお届けします。

◆みなさんへの感謝の気持ちでいっぱいです
◇企画課所属 中田幹悟さん(長野県出身)
僕は、町公式ユーチューブ「うっちゃんねる」の動画制作や運営を中心に活動してきました。町のみなさんが普通に感じていることが、町外の人にとっては魅力的だったりするので、そういった部分を自分が動画として形にして、発信していけたら良いなと思いながら制作しています。
撮影のときは、自分が想像していた以上に町のみなさんが優しく迎えてくださいます。顔を覚えてもらったり感想をいただいたり、人のあたたかさを感じますし、みなさんからの言葉が励みになっています。
今年、北海道映像コンテストに応募し、「冬の保育園留学」動画が奨励賞をいただきました。自信につながったのはもちろんですが、これまで関わってくださった町のみなさんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
任期終了後も、清水町で映像制作に関わっていけたら良いなと思っています。

◆自分に合う道へ進みたいです
◇農林課所属 船迫ななさん(札幌市出身)
札幌市で開催していた就農フェアで、清水町から酪農ヘルパーや地域おこし協力隊の話を聞きました。まずは、酪農ヘルパーのインターンとして清水町へ行き、印象が良かったので転職を決めました。
清水町に来てから、酪農ヘルパーとして50軒近くの農家さんへ行きました。私は酪農未経験者なので、道具の使い方など一から教えていただき、みなさんの優しさに感謝しています。
実際に仕事としてさまざまな牛を前にすると、インターンと大変さは全然違いましたが、子牛からの成長過程を感じられるのがうれしいです。
任期を終えた後は、町内で酪農ヘルパーを続けるか従業員になるかで迷っています。農家さんからは「従業員が向いているかもね」と言っていただいて、牛との関わりが今より多くなるのは魅力的なので、自分に合う道へ進みたいです。

◆今は、顔見知りや話せる人が増えて幸せです
◇商工観光課所属 木村悦子さん(東京都出身)
北海道移住の入り口として、地域おこし協力隊に魅力を感じていました。当時の清水町は観光・移住推進員を募集していたので、移住予定の私だったら、移住者の気持ちの面でも力になれるかなと思いました。
コロナ禍に来たので、町のみなさんに会う機会が作れず不安に感じることもありましたが、今は地域おこし協力隊の活動を通して、顔見知りや話せる人が増えて幸せです。
移住業務に関わることが増え、念願の移住フェアにも参加できました。フェアで移住体験住宅を予約してくれるのが、とてもうれしいですし、せっかくのご縁が移住定住につながれば良いなという気持ちで、いつも参加しています。
任期後も、清水町で暮らしたいという気持ちがあって、チャレンジしてみたいこともあるので、実現できるように残りの期間を過ごしたいと思っています。

◆しみず吹奏楽団とつながっていきたいです
◇社会教育課所属 堀江龍太郎さん(東京都出身)
以前は広島県に住んでいて、息子が本格的にアイスホッケーをやりたいということで北海道に何度か足を運んでいたなかで、親子ともに清水町をとても気に入って、移住を決めました。
地域おこし協力隊としての活動で大きいものは、北海道十勝しみず吹奏楽団の結成です。最初はワークショップから始まった活動で、団員のみなさんは専門的なことを学びつつ、演奏技術を向上させることを楽しんでくれている様子です。無理のない範囲で練習していますが、コンクールでは金賞を取り続け、道内では、めずらしいかたちの一般吹奏楽団ではないかなと思います。
これまで熱量を持って、この吹奏楽団に尽力してきたので、任期を終えても、この吹奏楽団とつながっていきたいと思っています。できれば今の音楽監督を継続したい、という気持ちがあります。

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