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自治体の皆さまへ

【特集】街を元気に。(2)

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北海道清水町

●みなさんの笑顔が僕たちの原動力

◇新しくイベントを創り上げるなかで、苦労した点は?
有澤:2019年のしゃっこい祭り初開催のときは、雪の問題がありました。1月中旬の開催だったのですが、その年は本当に雪が無くて…。想定では、会場に雪が積もっている状態で、雪の中に埋められた宝を探すゲームをやりたかったのですが、断念せざるを得なかったです。

徳田:開催間近での判断だったので、すぐに部員みんなで別案を考えて、〇×クイズに変更しました。

樋口:もうひとつ企画していた、ばん馬そり競争も、出場者を募るのが大変でしたね。でも、思わぬハプニングにも対応できたのは、商工会青年部のチームワークの良さがあってこそだと思います。

徳田:しゃっこい祭りに限らず、1年を通してずっと一緒にいますもんね。絆も深まります。

◇何もないところからイベントを創り上げていく魅力は何ですか?
樋口:達成感じゃないかな。右も左も分からない状態から始まって、めちゃくちゃ苦労しながらみんなで考えて、煮詰まることもありますけど、そこを乗り越えたときの達成感は、大きいと思います。

徳田:確かにそうですね。部員の多くが同じように感じていると思います。

樋口:自分たちで創り上げたイベントにお客様がたくさん来てくれて、楽しんでいる姿を間近で見て、イベントが全て終わった後に、部員みんなで乾杯する瞬間も最高です。

有澤:やりきった後の仲間との乾杯は格別ですね。商工会青年部の「地域のため、子どもたちのため」という役割が部員に染みついているから、みんなでよろこびを分かち合えるのだと思います。地域のみなさんの笑顔は原動力になりますし、その笑顔のためにという気持ちで、活動しています。

◇地域にとって、自分たちは、どのような存在だと思いますか?
樋口:必要とされていると思っています。今年はできなかったですが、「花火大会はやらないの?」と言っていただくこともあるので、期待してくれているのかなと。

有澤:商工会青年部だったら何かやってくれるんじゃないか、という期待感を持ってもらっているなと思います。

徳田:もし、清水町から商工会青年部がなくなったとしたら、町に元気がなくなると思います。お祭りにしても何にしても、僕らがいなければ準備も大変だろうし、楽しさは絶対に半減するなと思います。

●自分たちの活動で子どもたちによろこんでもらいたい

◇これからの商工会青年部について聞かせてください。
樋口:商工会青年部は現在26人います。十勝管内では部員数が多い方ですが、これから担い手は必ず減っていくだろうなという危機感はあります。

有澤:商工会青年部には45歳という年齢制限があって、昨年は6人が卒業していってしまいました。これからは、今いる人数でできることを考える必要があるなと思います。

樋口:今後については、青年部を卒業した人たちが、青年部活動を支援するために、OB会という組織をつくってくれているので、その心強い協力をもらいながら、町内の他団体とのつながりを強めていきたいと考えています。

徳田:今年度のしゃっこい祭りでは、JA十勝清水町青年部さんに協力してもらって、あずき茶の無料配布を予定しています。今回をきっかけに今後つながりを深めていければ良いなと思っています。

樋口:部員数が少なくなっても、イベントを続けていくことが大事だなと思っているので、これからも、自分たちの活動で町を盛り上げて、子どもたちによろこんでもらいたいです。

■2025
2.16
Sunday
9:30~15:00
しみず しゃっこい祭り
会場:清水中央公園
※荒天の場合は中止

問合せ:清水町商工会青年部
【電話】62・2208

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