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【特集】清水消防署各出動統計

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北海道清水町

2024.01.01~2024.12.31

みなさんは、清水町の消防車や救急車が1年間にどのくらい出動しているか知っていますか?消防車や救急車は、火災、救急、救助など、さまざまな理由で出動します。どのような理由で、どのくらい出動したのか、清水消防署の各出動統計(期間…令和6年1月1日から12月31日)をお伝えします。

■火災出動18件
◇全国の火災発生状況
総務省消防庁が令和7年1月に発表した「令和6年版消防白書」によると、令和5年中の全国の火災発生件数は、38,672件で、1日あたり106件発生したことになります。
種別ごとにみると、建物火災が20,974件で火災全体の54.2%を占め、うち住宅火災は12,112件でした。
建物火災の出火原因は「こんろ」が1位、次いで「たばこ」、「電気機器」となっています。
すべての火災による死者は1,503人で、うち放火自殺者などを除く住宅火災による死者は1,023人、前年より51人増加となりました。
住宅火災による死者のうち65歳以上の高齢者は762人と74.5%を占めます。
また、住宅火災の死に至った経過ごとにみると、「逃げ遅れ」が415人(全体の40.6%)と最も多く、次いで「着衣着火」、「出火後再進入」となっています。

◇火災出動件数
令和6年1月1日から12月31日までの火災出動(火事騒ぎ含む)は18件、種別ごとにみると建物7件、車両5件、その他6件でした。(表1)
また、建物火災の主な出火原因は、「配線器具」、「マッチ・ライター」などで、火災による死傷者は1名でした。
火災は、一瞬にして私たちの生命や財産を奪う大変恐ろしい災害です。
しかし、その原因の大半は、「失火」で、ちょっとした油断や不注意から発生します。就寝前や外出前には、もう一度、火の元を確認するよう心がけましょう。
一人ひとりが、普段から防火意識を持ち、細心の注意と気を配り、万が一出火した場合も、通報・初期消火・避難の方法を事前に考えておくことで、被害の軽減が図られます。火災を防ぎ、安心で明るい町を目指しましょう。

[表1]火災出動件数

■救急出動379件
◇救急出動について
令和6年中の救急出動件数は379件で、前年の432件と比較すると、53件の減少となりました。種別ごとにみると、急病195件(約51%)、一般負傷52件(約14%)、交通事故29件(約8%)の3項目が全体の7割以上を占めています。搬送人員は、前年より54人減少の357人でした。(表2)
救急出動件数は、年々増加傾向にあり、その影響として救急車の現場到着時間が遅れるという現象が生じています。
対策としては「救急車の適正利用」や「家庭内での事故防止」などが挙げられます。ご理解とご協力をお願いします。

■救助出動18件
◇救助出動について
消防機関の人命救助は、火災・交通事故・水難事故・自然災害や機械による事故などから、さまざまな救助用資機材を用いてその危険を排除し、安全な場所に救助する活動をいいます。
令和6年中の救助出動件数は18件で、前年より2件増加しました。種別ごとにみると、交通事故9件、建物事故5件、その他事故3件、水難事故1件です。

■警戒出動38件
◇警戒出動について
警戒出動は、火災疑いの通報など、放置すると火災に至る危険性がある場合に、2次災害の防止や救急隊を支援する活動をいいます。
令和6年中の出動件数は38件で、前年より11件増加しました。種別ごとにみると、救急支援20件、危険物漏洩(ろうえい)8件、自火報5件、警戒その他5件です。

■風水害出動1件
◇風水害出動について
風水害出動は、暴風雨、大雨や洪水などによる災害が発生した場合、人命の危険を排除するため、避難介助と安全確保を行い、被害の拡大を防ぐ活動をいいます。
令和6年中の出動件数は1件で、前年より2件減少しました。

[表2]救急出動件数

■逃げ遅れを防ぐために
◇住宅用火災警報器の設置
就寝時間帯の火災による全国的な死者は363人で、住宅火災死者のうち約4割を占めます。火災に早く気付き逃げ遅れを防ぐには、住宅用火災警報器が有効です。
平成20年6月から設置が義務化されていますので、設置していない場合は、自らの命を守るため早急に設置しましょう。また、住宅用火災警報器の交換時期は約10年です。正常に作動するよう維持管理しましょう。

問合せ:清水消防署予防係
【電話】62・2519

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