ちょうどいい田舎(R)滝川(1)

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任期満了による滝川市長選挙・滝川市議会議員選挙は4月16日に告示され、市長選挙に1人、市議会議員選挙には19人が立候補しました。
市長選挙は候補者数が定数を超えなかったため無投票となり、前田康吉さん(無所属/当選4回)が当選しました。市議会議員選挙は4月23日に投開票が行われた結果、16人の方(P4～5で紹介)が当選しました。
今回の選挙当日の有権者数は32、450人で、前回(令和元年)の市議会議員選挙より1、600人減り、投票者数は16、227人で投票率は50・01%(前回53・11%)でした。

■滝川市長選挙・滝川市議会議員選挙開票結果
▼各候補者の得票数
◎市長選挙(敬称略)
前田　康吉　無投票

◎市議会議員選挙(敬称略)
安樂　良幸　1、443票
藤田　哲也　1、160票
荒木　文一　1、036票
堀　重雄　1、005票
山口　清悦　995票
三上　裕久　960票
関藤　龍也　957票
髙橋江海子　907票
山本　正信　903票
柴田　文男　888票
好川　章　880票
田村　勇　801票
寄谷　猛男　800票
木下八重子　692票
荻野　仁史　611票
福井　雅章　600票
本間　保昭　516票
東元　勝己　507票
堀田　浩隆　340票

滝川市長　前田康吉(68歳)
このたびの滝川市長選挙において、4期目当選の栄誉をいただき、再び市政の先頭に立たせていただくことになりました。
今回も無投票での当選となりましたが、「白紙委任」とは思わず、厳しいお声もあるということを胸に刻み、常に緊張感をもち、謙虚な気持ちで市政に臨む所存であります。
3期目は、新型コロナウイルス感染症対策に追われる日々が続きましたが、第2期財政健全化計画を進めながらも、子育て支援の充実を図り、中学生までの医療費無償化を実現することができました。また、総合計画・立地適正化計画・公共施設個別施設計画を策定し、コンパクトなまちづくりへの準備を進めて参りました。
私の4期目の目標は、ポストコロナ時代の中で新しいまちづくりの一歩をこれらの計画に沿って進めることであります。これからの4年間は滝川市にとって、とても大切な4年間であると考えております。
まず取り組むべきことは、喫緊の課題であるエネルギーの高騰や物価高への対応であります。国や道が行う施策を注視し、市民生活をどのように守っていくのかを考えて参ります。
次に、子育て支援の充実であります。中学生までの医療費無償化は実現しましたが、結婚、妊娠から出産、そして子育てと、まだまだ数多くの支援策が必要な中で、市としての独自性をもった支援を、どのような形で実現できるのかを考えて参ります。
また、駅周辺と文化施設の整備も重要な課題と認識しております。駅周辺については、どのように整備すべきか担当部署を設け、皆様のお声を聞きながら、再開発を目指して参ります。文化施設の整備に向けても基本構想を早期にまとめ、市民の皆様にお示ししたいと考えております。
引き続き、「ちょうどいい田舎滝川」の実現に向けて努力して参ります。市民の皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

滝川市議会議長　山本正信(70歳)
5月8日に開催された滝川市議会議員選挙後の初議会におきまして、議員の投票による選挙により、第14代滝川市議会議長に就任いたしました。
身に余る光栄であると同時に、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。初心を忘れることなく、和の精神を念頭に置きながら、市民目線で公平・公正な議会運営に努めて参ります。
地方議会を巡っては、成り手不足といった問題が深刻化している中、本年、地方自治法の一部が改正されました。主な内容として、議会は自治体の重要な意思決定を担うと規定され、議員に関しては、住民の負託を受け、誠実にその職務を行わなければならないと定められました。職責の重さに対する自覚を促し、議会の活性化に向けた取り組みを後押しするのが狙いであり、我々滝川市議会も、市民の皆様から信頼と評価を得られる議会となるよう、議員一同決意を新たにしているところです。
さて、今期は5人の新人議員が誕生しました。新しい風が吹き込むものと大きな期待を寄せています。一方で、今回の市議会議員選挙の投票率は50.01%と、前回を3.1ポイントも下回る憂慮に堪えない結果となりました。議員一人ひとりがこの結果を重く受け止め、市議会としては、行政への監視機能を果たすとともに、政策提案、政策形成のために、広報広聴機能の見直しをはじめ、「議会の見える化」を一層進めていきたいと考えております。
本市におきましても、本格的な少子・高齢社会への対応やコロナ禍で疲弊した地域経済の回復など喫緊の重要課題が山積しています。このような課題に対し、市民の皆様の負託に応えるため、滝川市議会一丸となって、市民生活の安定と福祉の向上に誠心誠意取り組んで参ります。
今後ともより一層のご指導、ご鞭撻(べんたつ)、ご協力をお願い申し上げ、議長就任のごあいさつとさせていただきます。