■5月の各種無料相談日
行政相談
20日(月)
くらし支援課
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■健康と病気の豆知識 身診(みみ)より通信
▼手術前の禁煙について
滝川市立病院 診療部 麻酔科 主任医長 石岡 慶己(よしや)
われわれ麻酔科医は手術の際の麻酔を行うだけでなく、手術前の患者さんの診察を麻酔科外来で行っています。手術前の診察では、患者さんの現在の病気、内服薬の内容、過去に受けた手術や麻酔などについてはもちろんのこと、喫煙歴(タバコ)についても伺います。喫煙歴のある患者さんに「手術のために禁煙していますか?」と伺うと、苦笑いをしながら「少し減らしました」とか、あるいは元気に「さっき最後の一本を吸ってきました!」とお答えになる方を多く見受けます。タバコが麻酔に関係あるの?と疑問に思われる方も多いかもしれませんが、喫煙の有無は麻酔方法に影響を与えるだけでなく、手術後の合併症を増加させるなど、みなさんの体に大きな影響を及ぼします。
タバコの煙には、一酸化炭素、ニコチン、タールなどが含まれています。一酸化炭素は、酸素を全身に巡らせるヘモグロビンの働きを阻害し、血液中の酸素濃度を低下させます。このことは全身麻酔を受ける患者さんにとっては非常に不利に働き、手術中や手術後に低酸素に至る危険性があります。また、ニコチンは分泌物(たんや唾液)を増加させ、タールは分泌物を排出する気道の繊毛の働きを阻害するため、手術後に肺炎になる危険性が増加します。最近の研究では、全身麻酔後に喫煙者が肺炎になる危険性は、非喫煙者の2倍程度とも報告されています。また、手術後の傷の治りを悪くし、場合によっては再手術が必要になるなど、手術自体にも影響を及ぼします。このことは加熱式タバコや電子タバコでも同様で、喫煙による悪影響が指摘されています。
では、手術前に禁煙した場合はどうでしょうか?肺炎や低酸素などの危険性は、手術2か月前の禁煙で50%、1か月前の禁煙で25%減少するとされています。それ以外のタバコに関するさまざまな合併症についても、手術前の禁煙により減少することが明らかとなっており、日本を含め世界各国のガイドラインで手術前の禁煙が推奨されています。
タバコの健康被害については、分かってはいるけどやめられない難しい問題だと言えます。しかし、手術のための入院は「絶好の禁煙の機会」とも言えます。安全な手術や麻酔のためのみならず、その後の皆さんの健康的な生活を維持するためにも、ぜひ手術前の禁煙にご協力いただきだいと考えています。
■CIRのつぶやき
今回のつぶやきはモンゴル出身国際交流員ドゥゲルジャブ・ノミンチメドさん
こんにちは、サインバイノ、モンゴル出身の国際交流員のノミンです。
皆さんは、モンゴルの昔話を読んだことがありますか。毎月、各CIRが担当して掲載しているつぶやきの第45号のテーマは、モンゴルの昔話「エルヒー・メルグンと七つの太陽」と「モンゴルのちょっと面白い風習」です。太陽をめがけて矢を放つ弓の達人の話や、足が当たったら必ず握手する風習など遊牧民族の古くからの言い伝えをいくつか紹介しました。
皆さんぜひご覧ください。
問合せ:企画課
【電話】28-8017
■5月の「みんなのタキカワ」
FMG’Sky(77.9MHz)
毎週金曜日12時15分~12時30分
(再放送同日18時~18時15分)
3日 広報ひろい読み
10日 ジュニア大使訪問団団員募集中!
17日 2024たきかわ菜の花まつり
24日 はじめまして!滝川市役所1年生
31日 ファミサポ提供会員になりませんか
■編集後記
・最近、朝1秒でも長く寝ていたくて朝ご飯を抜いたり、休日にスマホをいじって1日が終わったりしているので、もっと健康的な生活をしようと考えました。まずは、適度な運動から始めたいです。(よ)
・9年ぶりに広報担当となりました。9年前の最後の編集後記を読み返すと、「花火の音を聞くとワクワクする」と書いていました。いまだにワクワクするので、人間そう変わらないようです。(ま)
・4月から広報担当になり、慣れない編集ソフトを使い、広報作成を覚えています。最近はパソコンでの作業が多いので、寝る前にホットアイマスクをして寝ます。私なりの小さな贅沢(ぜいたく)。(お)
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