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自治体の皆さまへ

令和七年 年頭のあいさつ(1)

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北海道滝川市

■今年の一字
「決」

▼今年の一字を揮ごうされたのは
森田 雲陽(うんよう)さん
滝川書道連盟会員。書道文化の振興、発展に尽力された功績により、令和6年度滝川市文化賞文化功労賞を受賞。

滝川市長
前田 康吉

※「安心決定」
将来の見通しが立って、不安が全くないこと。

新年あけましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられたこととお慶よろこび申し上げます。また、日頃からの市政に対する深いご理解とご協力に感謝申し上げます。
昨年の元旦には能登半島地震が発生し、大きな衝撃を受けました。いち早く応援会議を立ち上げ、企業や団体など多くの市民の皆様からいただいた浄財をご縁のあった石川県珠洲市へ義援金としてお送りし、早期の復興を願っていましたが、9月の豪雨で再度大きな被害を受けられてしまいました。心からのおくやみとお見舞いを申し上げ、復興を願うばかりであります。その他の地域でも豪雨被害が数多く発生しましたが、滝川市においては幸いにも災害が起きずほっとしておりました。しかし、防災力の向上は急務であり、自衛隊等4機関による合同図上訓練のほか、防災訓練を実施し、防災ボランティアの拡充も図っているところであります。
昨年は、極端な高温になることもなく天候に恵まれて、どの作物も豊作でなによりでありました。一方でお米の値上がりがありましたが、農作物の生産コスト高騰が続いている中で、農家の方がコスト割れしてしまうことを避けるために必要であることをぜひ消費者の皆様に理解していただければと思います。
猛暑対策として、子どもたちの命を守るために学校へのエアコン設置を急いでいます。小・中学校すべての工事が3月までに終了し、滝川西高等学校については令和7年度中の設置を目指しています。
滝川駅周辺整備につきましては、昨年策定した「基本構想」を基にワークショップや関係団体ヒアリング、市民アンケートを行いました。今後、民間活力をどこまで活用できるかを含めて「基本計画」の策定を進めて参ります。
また、B and G財団の多大なご支援を受け、新年度に着工予定のB and G海洋センターは、一部にこども科学館の機能を有した通年利用型の複合施設となります。子どもたちに学びや体験プログラムを提供するほか、家族とのふれあいの場となる空間づくりを目指しています。
次に、市立病院の経営改革につきましては、昨年中空知地域が「地域医療構想モデル推進区域」に北海道内で唯一選ばれました。今後は国や北海道からの積極的な支援をいただきながら、市民の皆様の健康と命を守るため、地域内の病院と機能分化・連携し、市立病院の経営改善に取り組んで参ります。
さらに路線バスの滝川市内線につきましては、4月から市が運行主体となり空知中央バス株式会社に運行を委託し、市民の皆様の足を確保して参ります。
私は本年の一字を「決」としました。日本や世界の政治が混沌としている中、さまざまな変化が訪れています。子育て支援策の充実や、国学院大学北海道短期大学部との連携、新しい産業の息吹となるLetara(レタラ)株式会社への協力など多くの課題への「決め手」を見つけ、財政の健全性を維持しながら、一つひとつ「決断」して参ります。
本年もよろしくお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

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